人気のアンソロジーシリーズ『トゥルー・ディテクティブ』の最新作となるシーズン4『トゥルー・ディテクティブ ナイト・ カントリー』は米HBOにて配信中だが、過去シーズンを担当してきたクリエイターがこの新作は認めないと発言。
しかし、後任は動じない姿勢を見せている。米Deadlineが伝えた。
批判を冷静に受け止める
2014年に幕を開けた米HBOの犯罪捜査ドラマ『TRUE DETECTIVE』では、シーズン1~3でニック・ピゾラット(『マグニフィセント・セブン』)がクリエイターを務め、脚本や製作総指揮も担当してきた。だが、今年1月14日に解禁された5年ぶりとなる最新シーズン『TRUE DETECTIVE: Night Country(原題)』では新たにイッサ・ロペス(『ザ・マミー』)が同役に就任。ピゾラットは、シーズン1のメインキャストであるマシュー・マコノヒー、ウディ・ハレルソンとともに製作総指揮として参加した。
オスカー女優のジョディ・フォスターを主演に迎えた全6話のシーズン4は、シーズン途中ですでに高い評価を獲得しているにもかかわらず、シリーズの生みの親であるピゾラットは気に入らなかった様子。というのも、同シーズン解禁直後、ピゾラットは自身のInstagramのプロフィール部分を「『TRUE DETECTIVE』シーズン1~3(Night Countryは除く)」と変更したほか、「僕は(シーズン4の)ストーリーやその他いかなることにも意見を提供したりしなかった。僕のことを責められない」とコメントしていたのだ(現在は「(Night Countryは除く)」の部分は削除されている)。
シーズン4でクリエイター・ショーランナー・脚本を担当したロペスにとっては露骨に批判的な態度を取られた形だが、あくまでも冷静に対応。米Vultureの取材に応じ、「どんなストーリーテラーにも、その人が創り出す物語に対してとても具体的で独特で個性的な関係があると信じている。彼のリアクションがどのようなものであろうと、彼にはそうする資格がある」とコメント。
続けて「それは彼の特権。彼が創り上げた作品と、それを愛する人々に対する深い愛を抱いて私は脚本を書いたけど、それは再発明と言えるもので、元のものとは異なる。火の周りを囲んで何か楽しいことや感情や考えを持とうという考えのもとで行われた。参加したい人がいれば誰でも受け入れる」と話している。
ロペスの反応の仕方によっては、醜い批判合戦に発展していた可能性もある今回の一件。ピゾラットが手掛けた過去シーズンもすべてが成功したわけではなく、シーズン2は世界的に評価が低く非難の声も多かった。同じ作り手同士、歩み寄ってほしい気もするが、手塩にかけた作品への愛が難しくさせるのかもしれない。
『TRUE DETECTIVE: Night Country』は、米HBOとMaxで毎週日曜日に新エピソードがお披露目となる。日本では春にU-NEXTで配信予定。シーズン1~3はU-NEXTにて配信中。(海外ドラマNAVI)
参考元:米Deadline
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Photo:『トゥルー・ディテクティブ ナイト・カントリー』© 2024 Home Box Office, Inc. All rights reserved. HBO® and all related programs are the property of Home Box Office, Inc. U-NEXTにて見放題独占配信中