大ヒット映画『ロッキー』シリーズや『スター・ウォーズ』スピンオフドラマ『マンダロリアン』で知られる俳優カール・ウェザースが76歳でこの世を去った。悲しみが広がる中、かつての共演者たちから追悼の声が寄せられている。
スタローン、シュワちゃん、アダム・サンドラーも反応
2月1日(木)に亡くなったカールは、遺族の声明によると眠りながら安らかに旅立ったという。
1948年にニューオーリンズ州に生まれたカール。学生時代からアメリカンフットボールの選手として活躍し、卒業後はNFLのオークランド・レイダースなどに所属。サンフランシスコ州立大学で演劇を専攻していたことから、選手引退後は本格的に俳優としての道を志すように。
いくつかの端役を経験した後、1976年に公開された映画『ロッキー』でシルヴェスター・スタローン演じるロッキー・バルボアのライバルであるアポロ・クリードを演じ、同作のアカデミー賞作品賞受賞に貢献。1985年の『ロッキー4/炎の友情』までシリーズ全作に出演し、ロッキーの親友で同志という映画史に残るキャラクターを作り上げた。
We mourn the loss of our beloved Carl Weathers. Rest in peace (1948-2024). pic.twitter.com/rZeEdGk2nd
— MGM Studios (@mgmstudios) February 2, 2024
さらに『シュワルツェネッガー/プレデター』でアーノルド・シュワルツェネッガーと共演したほか、『アクション・ジャクソン/大都会最前線』や『ハリケーン・スミス』に主演。アダム・サンドラー主演映画『俺は飛ばし屋/プロゴルファー・ギル』ではコメディの才能を披露してみせた。
2000年以降はドラマ界でも活躍。『ブル~ス一家は大暴走!』や『シカゴ・ジャスティス』などにも出演していたが、最も知られるのは『マンダロリアン』だろう。タイトルロールである賞金稼ぎマンダロリアンの仲間グリーフ・カルガを演じたカールは、シーズン2第4話「チャプター12:包囲」とシーズン3第4話「チャプター20:孤児」では監督も務めており、『マンダロリアン』は『ロッキー』と並ぶ代表作となった。
カールの訃報を受けて、シルヴェスターはInstagramに動画を投稿。『ロッキー』のリングの風景を描いた抽象画の前に立ち、「今日はものすごく悲しい日だ」と話し始め、「カール・ウェザースと出会った日から、私の人生は永遠に良い方へと変わった。彼は魔法のような男で、彼の人生に関われて運が良かった。パワフルにパンチし続けてくれよ」と天国へ旅立った親友へ言葉を贈った。
シュワちゃんは、X(旧Twitter)でカールと写った『プレデター』の白黒の場面写真とともに「カール・ウェザースは永遠に伝説であり続けるだろう。並外れたアスリートであり、素晴らしい俳優であり、最高の人物として。彼なしでは『プレデター』を作ることはできなかっただろう」と投稿。「現場の内でも外でも、彼と一緒に過ごす時間は純粋な喜びだった。ただ彼についていくだけで、最高な状態でいられるように後押ししてくれるようなタイプの友達だった」と振り返った。
Carl Weathers will always be a legend. An extraordinary athlete, a fantastic actor, and a great person. We couldn’t have made Predator without him. And we certainly wouldn’t have had such a wonderful time making it. pic.twitter.com/q4CWVVeyTK
— Arnold (@Schwarzenegger) February 2, 2024
アダムもXに「真の優れた男。素晴らしい父親。素晴らしい俳優。素晴らしいアスリート」と追悼文を投稿。「一緒にいると、いつも本当に楽しかった。頭が良すぎる。忠誠心がすごすぎる。面白すぎる。息子たちを何よりも愛していた。なんて男だ!! みんなが彼を愛していた。僕も妻も、彼と会ったらいつでも最高の時を過ごしていたよ」と彼の死を惜しんだ。
A true great man. Great dad. Great actor. Great athlete. So much fun to be around always. Smart as hell. Loyal as hell. Funny as hell. Loved his sons more than anything. What a guy!! Everyone loved him. My wife and I had the best times with him every time we saw him. Love to… pic.twitter.com/Gi2lPWFTgt
— Adam Sandler (@AdamSandler) February 2, 2024
『マンダロリアン』のクリエイター、ジョン・ファヴローは『スター・ウォーズ』公式サイトにて「大きすぎる喪失に心を痛めています」と声明を発表。「彼は私の少年時代からのヒーローで、会えるだけでも十分に恵まれたことなのに、一緒に働くという素晴らしい幸運を得ることができました。彼は若者のようなエネルギーと好奇心とともに、豊かな人生とキャリアで培った知恵を兼ね備えていました」とコメントしている。
『マンダロリアン』の主演ペドロ・パスカルは、カールの若かりし頃の写真とともに「言葉で言い表せない」とInstagramに投稿し、その悲しみの大きさを表現。
ヴィランのモフ・ギデオン役でカールと共演したジャンカルロ・エスポジートは「親愛なる友人で、ブラザーであるカール・ウェザースがいなくなってとても寂しくなる」という言葉を添えてオフの2ショットをInstagramにシェア。「あなたは、これまで知り合う栄誉に授かった人の中でも最も素晴らしい一人で、一緒に過ごせたことを光栄に思います」と故人に感謝した。
『マンダロリアン』共演者では、SNSでの差別発言を理由に解雇されることになったキャラ・デューン役のジーナ・カラーノもInstagramで追悼文を投稿。「解雇された後にカールは直接連絡をくれた。その時の私はものすごく動揺していたから電話を取れるような精神状態ではなかったけど、後で話すことができた。彼は優しく勇気づけてくれて、私に諦めてほしくないと思っていたの。そのことを伝えてくれたし、私を見捨てたりしなかった。どれだけ無謀な状況に思えても、私が希望を持ち続けられるように頑張ってくれて、気にかけてくれていることを伝えてくれた。彼はそういう人」
続けて「彼とはシーズン1と2でとても密接な絆を築いた。ジョン・ファヴローは、彼が私にとって良いメンターになると感じていたの。二人ともアスリートから俳優に転向したという共通点があったから。だからジョンは『マンダロリアン』のエピソード監督を彼に任せたの」などと話し、長文でカールへの感謝を示した。
カールの冥福を祈りたい。『マンダロリアン』はDisney+(ディズニープラス)にて配信中。(海外ドラマNAVI)
参考元:米Entertainment Weekly①、米Deadline①、米Deadline②、米Entertainment Weekly②、米Deadline③
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