『LAW & ORDER』最多出演キャストが降板へ。後任は死んだはずのあの人!

米NBCにて1990年から放送されると20シーズン以上続くロングランシリーズとなり、数々のスピンオフも生み出してきた人気ドラマ『LAW & ORDER』。同シリーズで400話以上に出演してきた地方検事ジャック・マッコイ役のサム・ウォーターストンが降板することが分かった。米Deadlineなど複数のメディアが伝えている。

ジャック・マッコイとしてキャスト唯一の400話超え

本国アメリカで1990年から2010年にかけて20シーズン続いたのちに一度終了したものの、2022年から再開している『LAW & ORDER』。同作に1994年にスタートしたシーズン5からレギュラーとして加わったサムは、その後20シーズン近くにわたってメインキャストを務め、今年1月18日に始まったシーズン23にも出演している。現在83歳となったサムの出演回数はキャストで唯一の400回超えと最多を誇り、エミー賞に3度ノミネート。『ホミサイド/殺人捜査課』や『LAW & ORDER:性犯罪特捜班』にも同役で出演したが、2月22日に放送される本家のエピソードをもって番組から去るという。

サムが降板することについて、番組の公式Instagramを通してファンへ次のようなメッセージを送った。「『LAW & ORDER』を支えてくれている素晴らしい視聴者たちに直接語りかけられるなんて嬉しいよ。僕とジャック・マッコイが去る時が来た。お別れするのは悲しいけど、次にどんなことが待っているのか楽しみだよ。快適過ぎる状況は望まないから。言葉では言い表せないくらいみんなには感謝している。『LAW & ORDER』がこれだけ長く続いてきたのも、カムバックを果たせたのも、みんな、そして(クリエイターの)ディック・ウルフのおかげだよ。ディックはヴィジョンと根気、忍耐強さ、さらに珍しいことに創造性と商才を併せ持っていたけど、どれか一つでも欠けたらこんな長寿ドラマは生まれなかっただろう。自分はとても恵まれていると思うし、またどこか別の場所でみんなと会えることを祈っているよ。本当にありがとう」

トニー・ゴールドウィン、サム・ウォーターストン

そんなサムの後任を務めるのはトニー・ゴールドウィン(『スキャンダル 託された秘密』)。トニーは2007年から2008年にかけてスピンオフ『LAW & ORDER クリミナル・インテント』にフランク・ゴーレン(ヴィンセント・ドノフリオ演じるロバート・ゴーレンの兄)役で4話ゲスト出演していたが、このキャラクターは劇中で命を落としていた。『LAW & ORDER』フランチャイズは頻繁にクロスオーバーが行われるように世界がつながっているはずだが、トニーはかつて演じたフランクとは別の役である、新たな地方検事役で参加するという。ちなみに、監督としての顔も持つトニーは、本家のシーズン16で一度エピソード監督を務めている。(海外ドラマNAVI)

参考元:米Deadline

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