昨年6月にとしまえん跡地にオープンしたワーナー ブラザース スタジオツアー東京 - メイキング・オブ・ハリー・ポッター。
このたび、 映画『ハリー・ポッター』『ファンタスティック・ビースト』シリーズの小道具制作を手掛けたピエール・ボハナが来日。普段は入ることができないダンブルドアの校長室を特別に案内してくれた。
ダンブルドアの校長室 潜入レポート
校長室の上層部には、大型の望遠鏡が位置している。1作目の『ハリー・ポッターと賢者の石』から重要なセットとして登場しているが、小道具の中でも特に予算をかけて制作されたそう。
ボハナは「ダンブルドアは天文学が大好きで、この場所で星を眺め、さまざまな考えに思いを巡らせるという設定があるのです」と教えてくれた。
ダンブルドアの杖が土壇場で変更になったエピソードについて質問すると、「もともとは石炭のような色をしていたんですが、ラフカットをJ.K. ローリングに見せたところ『ニワトコの杖に似すぎている』とダメ出しされました」と回答。
制作の現場ではよくあることなのかと伺うと、「こういうことはそう滅多にないですね。原作者の一言によって変更があった一例です」とのこと。ぜひ、変更前のデザインも見てみたいものだ。
さらに、通常ゲストは入ることができない奥の部屋に案内してくれた。
肖像画の隣には、『ハリー・ポッターと賢者の石』でも登場したシャーベット・レモンことレモンキャンディーが。ファンには、校長室の合言葉としてもおなじみだろう。
なお、校長室には歴代校長の肖像画も飾られている。すべて眠っているのはなぜなのか質問したところ「校長とは眠るものなのです」とピエール。ダンブルドアが眠ると、肖像画も校長たちもリンクして眠るという設定もあるそう。
以下は校長の机の上。こちらも普段は見ることができない。思わずホグワーツの一生徒になったような気分になってしまう。
本棚の上には、組み分け帽子もあった。今にもしゃべりだしそうだ。
棚の中には、魔法道具や古い顕微鏡、星図などがずらりと並んでいる。扉にはそれぞれ、ホグワーツ4寮の紋章が描かれているので注目して見てほしい。
隣には記憶のキャビネットが。ダンブルドア自身や、ほかの魔法使いの記憶の小瓶が並んでいる。小瓶には、名前や年月が記されている。ゆっくりと回転する様は美しく、ずっと眺めていても飽きない。
『ハリー・ポッター』の世界を満喫できるだけでなく、映画制作の裏側もたっぷり堪能できる本施設。「魔法ワールド」ファンはもちろん、映画好きはぜひ足を運んでみてほしい。
『ハリー・ポッター』『ファンタスティック・ビースト』関連情報
日本テレビ・金曜ロードショーでは、“ハリー・ポッター魔法ワールド”作品を4週連続で放送中。4週目となる本日は『ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密』を21:00より地上波初放送予定。
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(海外ドラマNAVI)