米国では1月20日に大統領就任式が行われる。現在は2025年のその就任式に向けて2024年秋に大統領選挙が予定されており、元大統領のドナルド・トランプらが共和党候補となるべく争っているところだ。ドラマや映画にも米国大統領はたびたび登場するが、自ら戦うヒーロータイプや、頭が良くて行動力があるリーダーだが実は一番の悪者と言えるタイプ、親しみやすく頑張るけれどちょっと頼りないタイプなど、様々な大統領がいる。そんな映像の世界において印象的な大統領を、米Deadlineが紹介している。
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元米大統領バラク・オバマ、お気に入りのTVシリーズは?
第44代米国大統領だったバラク・オバマは、休憩中にどんなドラマシリーズを観賞して楽しんでいるのだろうか? 米Entertainment Weekly(以下EW)のインタビューで、オバマ氏が答えた。 今年11月に、オバマ元大統領は回顧録の第1巻となる「A Promised Land」を出版。その執筆の合間の息抜きとして、…
『ザ・ホワイトハウス』ジェド・バートレット大統領(マーティン・シーン)
スタッフ思いの、情に熱い大統領。敬虔なカトリック信者でもある。自身の病気や娘の誘拐、さらには子ども時代に親に虐待されていたという辛い過去を持ちながらも国を率いる正義感にあふれており、名セリフも多い。弁護士だったわけではないが、真っ当な意見を理詰めで問う姿が印象的な、風格のある大統領だ。
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『SHERLOCK/シャーロック』クリエイター、英国版『ザ・ホワイトハウス』を作りたい!
米NBCにて1999年から7シーズンにわたって放送され、高い …
『インデペンデンス・デイ』トーマス・J・ホイットモア大統領(ビル・プルマン)
突如、地球が宇宙人に侵攻される中、アメリカ大統領として世界をリード。「今日が我々にとっての独立記念日だ!」というスピーチは今でも有名。元軍人であった彼は、自ら戦闘機に乗って宇宙人と交戦するなど、前線に立って周囲を鼓舞した。
『Veep/ヴィープ』セリーナ・マイヤー(副)大統領(ジュリア・ルイス=ドレイファス)
コメディドラマがゆえに、この副大統領(のちに大統領になる時期もあり)はとにかく面白い。就任したばかりで国を仕切ることに不慣れながらも、あらゆる問題に素早く対応しようとする姿は応援したくなる。周りからちょっと馬鹿にされている感もある、親しみの持てる人物。
『24 -TWENTY FOUR-』デイビッド・パーマー大統領(デニス・ヘイスバート)
大統領というと彼を思い出す人も多いだろう。ジャック・バウアーに対して絶大な信頼を寄せ、危機的状況においても冷静な判断を下し、まさにアメリカ合衆国大統領と言うべきカリスマ性も兼ね備えた人物。最後まで正義感にあふれており、同作のもう一人の主人公とも言える存在だった。シリーズで彼を超える大統領が現れなかったことからも、深い印象を残している。
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『24 -TWENTY FOUR-』を語る上で欠かせない“24人”の登場人物
大ヒットドラマ『24 -Twenty Four-』のキャラクターといえば、誰もが真っ先にジャック・バウアーを思い浮かべるでしょうが、2001年から続く人気シリーズには、ジャックの家族、CTU(テロ対策ユニット)などの同僚、彼と時には協力し、時には対立する政府関係者、脅威となるテロリストといった様々な登場人物が出てきまし…
『エアフォース・ワン』ジェームズ・マーシャル大統領(ハリソン・フォード)
実在する大統領専用機エアフォース・ワンがテロリストたちに襲撃されるが、大統領自身が反撃する。狭い機内の中、悪に屈しないそのメンタルと空中戦もこなす身体能力の凄さは、最高にかっこいい大統領と言える。
『ディープ・インパクト』トム・ベック大統領(モーガン・フリーマン)
地球に巨大な彗星が衝突するという予測を元に、人類を救うためロシアと協力して「メサイア計画」を立てる。最初の計画がうまく進まなければ、プランBを用意して対処した。国民をパニックに陥らせないように行う報道規制も巧み。なんとか地球消滅の危機は免れたものの、各地に甚大な被害が出る中、破壊されたホワイトハウスの前で冷静沈着かつ鼓舞するようなスピーチで群衆を沸かしている。
『ハウス・オブ・カード 野望の階段』フランシス・“フランク”・アンダーウッド大統領(ケヴィン・スペイシー)&クレア・アンダーウッド(ロビン・ライト)
夫婦それぞれが大統領に上り詰めたビッグカップル。フランクは自分の出世のためには平気で人も殺す大統領で、プライベートでの性癖などの際どい個性もあり、ヒーロー感は皆無。表向きは苦労してのし上がったできる政治家がゆえに、ユニークな人物でもある。対する妻のクレアも野望剥き出しで、フランクよりも実は裏で権力に固執していた。政治のことで夫婦喧嘩をした際には、「あなたを大統領にしてあげるんじゃなかった」とさえ言い放つ。ファーストレディの座に満足せず、最終的に自らアメリカを動かす立場になることで自分の欲望を満たした姿は圧巻。アンダーウッド夫妻は、最強最悪のパワーカップルと言えるだろう。
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『ハウス・オブ・カード』あの大統領が復活!「今のNetflixがあるのは私のおかげ」
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そのほかには、ケヴィン・クラインが一人二役を演じたコメディ映画『デーヴ』のビル・ミッチェル大統領、『ドント・ルック・アップ』でメリル・ストリープが演じたジャニー・オルレアン大統領、『SUPERGIRL/スーパーガール』でリンダ・カーターが演じたオリビア・マーズディン大統領なども紹介されている。
『ザ・ホワイトハウス』『Veep/ヴィープ』はU-NEXTにて配信中。(海外ドラマNAVI)
参考元:米Deadline