英人気ギャングドラマ『ピーキー・ブラインダーズ』でクリエイターを務めたスティーヴン・ナイトが、英バーミンガムの大学を舞台にしたドラマを開発中だと報じられた。
バーミンガムに実在する大学が舞台に
米Deadlineによると、タイトル未定となる本企画は、バーミンガムに実在する5つの大学の一つを舞台に、若者グループの生活を追うシリーズになるという。ウェスト・ミッドランズにナイトが創設したばかりのプロダクション会社Digbeth Loc. StudiosとBanijay-backed Kudosが、BBCと提携して製作を手がける。現時点で開発が初期段階となるプロジェクトにゴーサインが出れば、BBCのゴールデンタイムに放送の可能性もあるとのこと。
最近BBCは、イギリス人の著名な脚本家たちを数多く生み出した長寿ドラマ『Doctors(原題)』を、24シーズンで打ち切ったばかり。本シリーズはバーミンガムのBBCスタジオで製作され、ウェスト・ミッドランズにある架空の病院と大学キャンパスの外科で繰り広げられる出来事が描かれる。最終回は2024年12月に放送予定だ。
BBCは、『Doctors』のために確保されていた資金を、「地域における様々な新番組に投じていく」と述べており、現時点でナイトの新作ドラマはシリーズ化が決定していないが、地元の才能を育む地元密着製作ドラマとして、『Doctors』の意志を継ぐ可能性がある。もしかしたら、『Doctors』が撮影に使用していた大学でロケが敢行されるかもしれない。
今年初旬にBBCは、シーズン27を迎える長寿番組『法医学捜査班 silent witness』の製作をウェスト・ミッドランズに移すことを発表した際、現地で少なくとも年に2本の「インパクトのある」脚本シリーズを提供する一方、トレーニングや育成への投資も増やす予定だと述べていた。
ナイトがウェスト・ミッドランズに新スタジオを設立したこともあり、将来的にバーミンガムが、英国におけるドラマ製作の新たなハブとして栄えていくことも考えられそうだ。(海外ドラマNAVI)
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