ウォン・カーウァイ監督デビュー作『いますぐ抱きしめたい』4Kレストア版で配信決定!

ウォン・カーウァイ監督の『いますぐ抱きしめたい』の【4Kレストア版】が、ミニシアターに特化した動画配信ストリーミングサービス「ザ・シネマメンバーズ」にて配信されることが決定。さらに、香港の名匠スタンリー・クワン監督や、フェミニスト映画の先駆者として世界的な評価が高まっているシャンタル・アケルマン監督を特集配信!

「ザ・シネマメンバーズ」11月配信作品

ウォン・カーウァイ監督の鮮烈デビュー作『いますぐ抱きしめたい』の【4Kレストア版】が11月1日より配信される。香港の名匠スタンリー・クワン監督が男2人の純愛を描く伝説のBL映画『ランユー4Kリマスター版』も配信する。

そしてイギリス映画協会が10年ごとに選出する「史上最高の映画(The Greatest Films of All Time)」にて代表作『ジャンヌ・ディエルマン ブリュッセル1080、コメルス河畔通り23番地』が1位に選出されるなど、その革新的な映像手法が高く評価されている、シャンタル・アケルマン監督を特集。

18歳の時に自ら主演を務めた初監督短編『街をぶっ飛ばせ』、そして『街をぶっ飛ばせ』を手がけた後に渡米し撮影した『家からの手紙』。詩的な映像で綴る官能的な夜の群像劇『一晩中』、美容院やカフェが立ち並ぶパリのブティック街を舞台に、そこで働く従業員や客が恋模様を歌い上げるミュージカル『ゴールデン・エイティーズ』。

さらに、アメリカに住むユダヤ人の風俗習慣などを、ある時は幻想味豊かに、ある時は辛辣に描いていく『アメリカン・ストーリーズ/食事・家族・哲学』を配信。

《配信作品情報》

ウォン・カーウァイ

11月1日~『いますぐ抱きしめたい』【4Kレストア版】

ウォン・カーウァイ監督のデビュー作。香港映画界の若きスター達による青春群像劇。香港の空気を感じさせる映像からすでに才能の片鱗を感じさせている。アンディ・ラウやマギー・チャンら後に香港映画界の大スターとなるキャストの瑞々しい魅力も光る。

スタンリー・クワン

11月1日~『ランユー 4Kリマスター版』

一夜限りの関係から始まった10年間の愛の軌跡──。男2人の純愛を描くゲイ映画の隠れた傑作。自らゲイであることをカミングアウトしているスタンリー・クワン監督が、口コミで話題を集めたインターネット小説を映画化。金のため体を許した年上の富豪を愛してしまう青年を『山の郵便配達』のリウ・イエが好演。

シャンタル・アケルマン

11月4日~『街をぶっ飛ばせ(短編)』

ゴダールの「気狂いピエロ」を観て映画を志した、シャンタル・アケルマンの原点ともいうべき処女短編作。シャンタル・アケルマン監督が映画学校の卒業制作として初めて手がけた短編。キッチンで支離滅裂に暴れ回る主人公を自ら演じ、後年の作品群に相通じる反逆的なエッセンスをエネルギッシュに映し出している。

11月11日~『家からの手紙』

ニューヨークへ渡った娘を異国から想う母の強い愛──。シャンタル・アケルマン監督が綴る叙情的な映像詩。初短編『街をぶっ飛ばせ』を手がけた後に渡米したシャンタル・アケルマン監督が、ニューヨークの街並みを映しながら、母からの手紙を朗読。寂しげな異国の風景と娘を想う母の気持ちがマッチした映像詩となっている。

11月18日~『一晩中』

一晩に繰り返される出会いと別れ──。シャンタル・アケルマン監督が詩的な映像で綴る官能的な夜の群像劇。接点のないエピソードの数々をシャンタル・アケルマン監督が細切れにつなぎ、愛する者たちの出会いと別れを人生の中の一瞬の出来事として映し出す。ゴダール作品を手がけたカロリーヌ・シャンプティエが撮影で参加。

11月25日~『ゴールデン・エイティーズ』

伝説の監督シャンタル・アケルマンがミュージカルに挑戦! 華やかな街の恋愛群像をポップに織りなす異色作。名匠シャンタル・アケルマンがポップな色彩美を駆使して歌とダンスを織りなすミュージカル。ブティック街での恋愛群像を軽快なタッチで映し出しつつ、アケルマンらしい皮肉を含ませた毒がスパイスとして利いている。

12月2日~『アメリカン・ストーリーズ/食事・家族・哲学』

夜の摩天楼で自らの物語を語り出す移民たち──。シャンタル・アケルマン監督がユダヤ人のルーツに迫る実験作。ユダヤ系のシャンタル・アケルマン監督が、米国への移住時に苦労したポーランド系ユダヤ人たちの独白を通じてユダヤ人としてのルーツに迫るという、実験精神が光る意欲作。喜劇的な寸劇を合間に挟む構成もユニーク。

ザ・シネマメンバーズを見るにはこちら:https://cineclub.thecinema.jp/

(海外ドラマNAVI)