マーベル・シネマティック・ユニバースでは数多くのスーパーヒーローやヴィランが登場する。その中でも特に、魔術やトリックを使うキャラクターとしてロキとドクター・ストレンジはファンの間で大きな人気を博しているが、そんな『ドクター・ストレンジ』から受けた影響を、『ロキ』のエピソード監督が語っている。
ロキもドクター・ストレンジも魔術師だが…
『マイティ・ソー』シリーズにヴィランとして登場したロキは“悪戯の神”との異名を誇り、幼少時代に魔術を学んだキャラクター。対するドクター・ストレンジは、ミスティック・アーツと呼ばれる魔術を操る魔術師だ。
両キャラクターに共通点は多いが、ドラマシリーズ『ロキ』ではTVA(時間変異取締局)に捕らえられ、神聖時間軸を守る任務を課せられたロキが様々なテクノロジーを使用する展開となり、魔術とは一線が引かれている。
『ロキ』シーズン2でエピソード監督を務めるダン・デレウーが米Comicbook.comのインタビューに応じ、魔法と科学を比較する方法として、TVAが使用する視覚効果を変更したと明かした。
「多くの番組では、そして自分の経験のおいてもそうですが、テクノロジーや科学、魔法の源が、どこから来たのかを常に理解しようとしていると思います。TVAの科学は、ドクター・ストレンジが使っている魔法とは違うと思います。僕たちはキャラクターにストーリーを与えようとしているのです。それは特殊効果とはいえ物語であり、魔法や技術の裏にはどんな物語があるのか、それを人々に不思議に思わせることが出来るのかどうかを考えています」
デレウーは、『ドクター・ストレンジ』で使われている魔術の特殊効果と区別を付けるという点で、このシリーズから影響を受けたようだ。
現在配信中のシーズン2では、ロキが相棒であるモビウス捜査官と神聖軸を無傷に保とうと再び奔走する。ロキ役でトム・ヒドルストン、モビウス役でオーウェン・ウィルソン、シルヴィ役でソフィア・ディ・マルティーノ、ハンターB15役でウンミ・モサクが続投。新キャストとして技術面を担当するOBことウロボロス役で、『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』にてアカデミー賞助演男優賞に輝いたキー・ホイ・クァンが参加している。
『ロキ』シーズン2は、Disney+(ディズニープラス)にて毎週金曜日に新エピソードが配信中。(海外ドラマNAVI)
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Photo:©2023 Marvel