『ゴシップガール』でゴシップガールの正体はダンの予定ではなかった!?

米CWの人気青春ドラマ『ゴシップガール』では、主要キャラクターたちのゴシップをネットに流す“ゴシップガール”の正体が最後にやっと明かされた。しかし当初の予定では、別のキャラクターが“ゴシップガール”に設定されていたのだという。

“ゴシップガール”の正体

『ゴシップガール』の最終回で、“ゴシップガール”の正体がダン・ハンフリーだと明かされたが、米Vultureのインタビューに応じた製作総指揮のジョシュア・サフランによると、シーズン2まではセリーナの弟エリックが、その役割を担う予定だったという。

ところが、エリックが“ゴシップガール”という設定がリークされてしまい、その正体を変更せざるを得ない状況に追い込まれ、第一候補として挙がっていたのが、セリーナの元恋人ネイトだったとのこと。その時点で、ネイトはゴシップガールに情報を送っていない数少ないキャラクターの一人だったからだ。

しかしサフランは、最終的にネイトではなくダンがゴシップガールになった理由について、「最終的にはダンでなければならなかったんです。なぜならダンは作家であり、様々なスタイルで書くことが出来るからです」と説明した。

「ゴシップガール=ダン」との数式は応急処置的な決断となったため、シーズン初期ではダンがゴシップガールでは展開的に辻褄が合わない部分もあり、シリーズ終了後にファンからプロットホール(ストーリー上のギャップや矛盾)がいくつか指摘される事態となった。

『ゴシップガール』は2007年より6シーズンにわたって放送され、世界中で社会現象を巻き起こすほどの人気を誇り、主人公セリーナを演じたブレイク・ライヴリーやダン役のペン・バッジリー、ネイト役のチェイス・クロフォード、ブレア役のレイトン・ミースターをはじめとする数多くのスターを輩出した。2021年には、米Maxでリブート版の同名ドラマシリーズが配信されたが、シーズン2で終了している。

(海外ドラマNAVI)

Photo:『ゴシップガール』 (c)Warner Bros. Entertainment Inc.