米HBOにて1999年から2007年にかけて放送された伝説的ドラマ『ザ・ソプラノズ/哀愁のマフィア』に出演していたマイケル・インペリオリが、特に撮影が難しかったシーンについて英Guardian紙に話している。
人を撃つよりも難しかったのは…
マフィアの世界を描き、“テレビ版ゴッドファーザー”と呼ばれることもある『ザ・ソプラノズ』。同作で6シーズンにわたってクリス・モルティサンティを演じたマイケルが、撮影当時を振り返った。
マイケル演じるクリスとドレア・ド・マッテオ演じる恋人アドリアーナは愛憎あふれた関係にあり、時にはクリスがアドリアーナをかなり激しく虐待するシーンも描かれた。「マフィアやヒロインを撃つシーンの方がよっぽど楽だよ」というマイケル。
「最も酷で大変だったのは、クリスが身体的にアドリアーナを虐待しなければならなかった時だ。技術的な部分では、本当に相手をケガさせたり傷つけたりしないように細心の注意を払わなければならない。でも女性に対して暴力をふるわなければいけない時、それを演じるためには精神的にものすごく嫌なところにいかないといけない。時にはそれが即座にできるし、自分の日常にある何かを利用できたり、過去の出来事に思いを馳せたり、空想したりする時もある」
撮影前には入念なリハーサルも行われていたが、それでも気を抜くことはできないという。「シーンを構成することとリハーサルすることは似ているけれど、(本番で)感情を込めて全力で演じると、リハーサルの時と同じようにコントロールするのは簡単ではない。だから、本当に注意しないといけない」
最近では『ホワイト・ロータス/諸事情だらけのリゾートホテル』への出演も話題を呼んだマイケル。同作では『ザ・ソプラノズ』に続いてエミー賞助演男優賞にノミネートされ、高く評価されていた。(海外ドラマNAVI)
参考元:米Variety
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