大ヒットドラマ『ザ・ソプラノズ/哀愁のマフィア』にトニー・ソプラノ役で主演したジェームズ・ガンドルフィーニ。彼は2013年6月19日、ローマでの休暇中に心臓発作を起こし、51歳の若さで亡くなった。それから10年が経ったことから、同作の共演者や家族がジェームズを偲んでコメントを発した。米Deadlineが報じている。
ファミリーが彼の優しさ、プロ精神を称える
米HBOで1999年から2007年まで放送されたこのドラマで、トニーの親戚、クリストファー・“クリス”・モルティサンティを演じたマイケル・インペリオリは、自身のInstagramでジェームズと撮ったお気に入りの写真を公開した。
「"バットマンとロビン"...二人で写った中で僕が一番好きな写真です。そしてあの夜、一緒にたどり着いた場所やあなたが言ったことを、思い出さずにはいられません。あなたがいなくなってからもう10年が経ったなんて。もう一度、一緒のシーンを演じたいし、笑ったりできたら。でも共演できて光栄でした」
トニーの妻カメーラ役のイーディ・ファルコもジェームズを偲び、米Vanity Fairのインタビューで故人との思い出を語っている。
「ジェームズは、周りのものに振り回されることなく、優等生のメンタリティを保っていました。私はいつもセリフを正確に言い、毎回同じようにしました。でも彼はもっと大きなもの、もっと深いものを追求していました。彼は脚本に書かれていることとちょっと違うことが言いたくなれば、そうしていました。彼にはそれ(アドリブ)が許されていたので、私は嫉妬していましたね」
シーズン3&4に登場したラルフ役のジョー・パントリアーノは、自分の仕事始めの日にジェームズが撮影の合間に見せてくれた親切心について回想している。「彼は私の目を見て、“いいか、お前と仕事ができるのは光栄で喜ばしいことだ”と言ってくれました。ドラマでは多くの俳優が日替わりで出演したり、2シーンしかないエピソードに出演したりするので、キャストにとっては大変なんです。でも、彼はいつもみんなが快適に過ごせるよう、配慮してくれていました」
ジェームズの実の息子で、2021年の映画『ソプラノズ ニューアークに舞い降りたマフィアたち』で若き日のトニーを演じたマイケルは、父の日に亡き父を称え、子どもの頃の自身とジェームズが一緒に過ごした日々の写真を公開。「父の日おめでとう、父さん。愛しているよ。今日も、明日も、毎日。会いたい、愛してる」と綴っている。
(海外ドラマNAVI)
参考元:米Deadline
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Photo:『ザ・ソプラノズ/哀愁のマフィア』©2006 Warner Bros. Entertainment Inc.