ハリウッドで起きている全米映画俳優組合(SAG-AFTRA)のストライキを支持しないという旨のコメントをしたことが大きく報じられた人気俳優のスティーヴン・アメル(『ARROW/アロー』)。彼がピケに参加したと、米Entertainment Weeklyなど複数のメディアが伝えている。
『ARROW』の仲間と東西に分かれながらも支え合う
そもそもの発端は、スティーヴンが7月下旬にノースカロライナ州で行われたコミコンでストライキについて発言したこと。「組合を支持する。間違いなく。でもストライキは支持しない。絶対にね。ストライキはものすごく還元的な交渉戦術だと思うし、すべてが信じられないほどうんざりすることだって気が付いたんだ」などと述べたことが大々的に報じられた。数日後の8月頭、スティーヴンは自身の発言の意図をInstagramで説明。「なぜ僕たちは今この段階にいるのか、基本的には理解している。もちろんストライキは好きではない。好きな人なんていないと思う。でも僕たちはやるべきことをやらなければいけない」といった風に語り、ストライキの是非を問うているわけではないと釈明していた。
そんなスティーヴンは、8月11日(金)にストライキに参加。白いキャップを被り、胸に「SAG-AFTRAよ、強くあれ」と書かれたTシャツを着て、ストライキ専用のバナーを抱えた彼は、妻で女優のカサンドラ・ジーンとともに、ニューヨークでピケを張る人々に加わった。彼らがピケを張っていた場所は、『ARROW』の制作元であるワーナー・ブラザースの関連オフィスの目の前だった。
なお、同じ11日にはロサンゼルスでも『ARROW』関係者がピケを張った。ケイティ・ロッツ(サラ・ランス/ホワイトキャナリー役)、ケイティ・キャシディ(ダイナ・“ローレル”・ランス/ブラックサイレン役)、ウィラ・ホランド(テア・クイーン/スピーディ役)、カトリーナ・ロー(ナイッサ・アル・グール役)、ジュリアナ・ハーカヴィ(ダイナ・ドレイク/ブラックキャナリー役)、カーク・アセヴェド(リカルド・ディアス/ドラゴン役)といったキャストが、脚本家やプロデューサーとともに、ワーナー・ブラザース本社の前でピケの一団に加わった。
ロサンゼルスでのピケに加わった『ARROW』クリエイターのマーク・グッゲンハイムは、スティーヴンのピケ参加について以下のように語っている。「スティーヴンは発言が誤って解釈されてしまったけれど、俳優組合を支持している。彼がニューヨークでのピケに参加したことを嬉しく思うよ。今日一緒にここにいないのは残念だけど、私たちを勇気づけるようなテキストメッセージを送ってくれた。私たちは互いに支え合っているんだ」
(海外ドラマNAVI)
After criticizing the SAG-AFTRA strike and then walking back his comments, 'Arrow' star Stephen Amell joined a picket line in New York in support of his union. https://t.co/om5n6Ab6Y0
— Entertainment Weekly (@EW) August 11, 2023
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