『ザ・ボーイズ』ストームフロント役アヤ・キャッシュが再びスーパーヒーロー作品に出演へ

人気と権力を手にして堕落したスーパーヒーローたちと、彼らの悪行を止めようとする人間たち“ザ・ボーイズ”の攻防を描く人気ドラマ『ザ・ボーイズ』。そのシーズン2でスーパーヒーローの一人、ストームフロントを演じたアヤ・キャッシュが、スーパーヒーローをテーマにした別のドラマに出演することが分かった。米Entertainment Weeklyなど複数のメディアが伝えている。

シニカルな視点は『ザ・ボーイズ』と共通?

アヤが今度出演するのは、米HBOの『The Franchise(原題)』。一話30分のコメディドラマで、スーパーヒーロー映画を作る裏側をシニカルに描くものになるという。近年スーパーヒーロー作品が量産されていることからその質などが問われているが、この作品はそういう世論を受けたものになるようだ。

アヤはアニータというキャラクターを演じるが、どういう役柄かは今のところ不明。ほかには、ヒメーシュ・パテル(『イエスタデイ』)、ジェシカ・ハインズ(『ショーン・オブ・ザ・デッド』)、ビリー・マグヌッセン(『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』)、リチャード・E・グラント(『ロキ』)、ダニエル・ブリュール(『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』)らもレギュラーメンバーとして名を連ねる。

パイロット版は現在ハリウッドで起こっているストライキ勃発前に完成しており、その監督を担当したのはサム・メンデス。『アメリカン・ビューティー』でアカデミー賞監督賞を受賞したメンデスは、その後に007シリーズ(『007 スペクター』『007 スカイフォール』)や戦争映画(『ジャーヘッド』『1917 命をかけた伝令』)を手掛けたものの、スーパーヒーロー映画に携わったことはなかった。これまで『ナイトメア ~血塗られた秘密~』などのドラマで製作総指揮を務めたが、ドラマシリーズでメガホンを取ったのはこれが初めて。そして、社会風刺ドラマ『Veep/ヴィ―プ』と『メディア王 ~華麗なる一族~』でそれぞれエミー賞を手にしたアーマンド・イアヌッチ、ジョン・ブラウンも参加。前者は制作総指揮を担い、後者はパイロット版の脚本を執筆したほかにショーランナーも兼任する。

『ザ・ボーイズ』とはまた違う切り口でスーパーヒーローを斬った作品になりそうな『The Franchise』はすでにシリーズ化が決まっており、ストライキが終わったら制作を開始するという。

『ザ・ボーイズ』シーズン1~3はAmazon Prime Videoで独占配信中。(海外ドラマNAVI)

参考元:米Entertainment Weekly