ストライキの影響で確実に延期される人気ドラマシリーズ7作

全米脚本家組合(The Writers Guild of America)のストライキは2023年5月以降続いており、その影響で数え切れないほどの作品の将来が不透明になっている。そこで、現在進行中のストライキにより確実に延期される作品を、英hello! magazineがピックアップしているのでいくつか紹介しよう。

ストライキの影響で延期される作品

『アウトランダー』

『アウトランダー』シーズン8、そしてスピンオフシリーズ『Blood of My Blood』はストライキの影響を受けている番組のひとつだ。製作総指揮のマリア・デイヴィスは、シーズン8に向けてある程度の仕事はしていたものの、ストライキ以来脚本家ルームは番組に関するすべての仕事をストップしていることを確認した。

『ハンドメイズ・テイル/侍女の物語』

当初、夏の終わりに撮影を開始する予定だったが、共同ショーランナーであるヤーリン・チャンによると、ストライキが始まった時点で最終シーズンの執筆はすべて中止されたという。

『ユーフォリア/EUPHORIA』

ファンはすでに『ユーフォリア』の新シーズンを首を長くして待っていたが、ストライキの影響で2025年まで延期されることになった。HBOの幹部フランチェスカ・オルシによると、『ユーフォリア』は『The Idol』のポストプロダクションと並行して書き始めていた作品のひとつだが、現時点では脚本がないようだ。

また、8月に25歳で他界した出演者のひとり、アンガス・クラウドの死を受けて本作がまったく復活しない可能性もあるとファンは推測している。

『エミリー、パリへ行く』

当初、2023年の夏の終わりに撮影を開始する予定だったが、ストライキの解決を期待して2カ月延期された。代わりに秋の撮影を希望しており、本作でシルヴィ役を演じるフィリピーヌ・ルロワ=ボリューは「(計画は)少し保留になっています。解決するのを待っています。どう落ち着くか見てみましょう!」と語っている。

『ストレンジャー・シングス 未知の世界』

クリエイターのダファー兄弟は、ストライキが続く限り『ストレンジャー・シングス』の配信が延期されることを認めている。彼らは、「ダファーです。撮影が始まっても、執筆は止まりません。素晴らしいキャストとスタッフとともに製作を開始できることを楽しみにしていますが、このストライキ中は不可能です。すぐに公正な取引が成立し、全員が仕事に戻れることを願っています。それまでは“オーバー・アンド・アウト”」とSNSに投稿している。

『セヴェランス』

脚本家のアダム・コニヴァーは、「Apple、現実の労働者に公正な取引を与えるまで、搾取的なハイテク企業に集団行動で反撃する労働者を描いたヒット番組のエピソードはお預けだ」とツイートした。

(海外ドラマNAVI)

Photo:©Netflix