2021年12月、『セックス・アンド・ザ・シティ』と続編ドラマ『AND JUST LIKE THAT... / セックス・アンド・ザ・シティ新章』のミスター・ビッグ役で知られるクリス・ノースが、3人の女性から性的暴行を告発された件について、初めてメディアのインタビューに応えた。
性的暴行疑惑について初めて公に語る
クリスは、報道当時に40歳だったゾーイ(仮名)さん、31歳だったリリー(仮名)さんという二人の女性から性的暴行で告発されている。この二人はお互いに面識はなく、それぞれ2004年にロサンゼルス、2015年にニューヨークでクリスから性的暴行を受けたと主張。その後、当時30歳でエイヴァ(仮名)と名乗るITエグゼクティブが、彼女が18歳だった時にニューヨークのレストランでクリスに性的暴行を受けたと名乗り出た。
その告発以来、米USA TODAYのインタビューにてクリスが初めて性的暴行疑惑について公に語り、「私は妻を裏切りました。それは妻にとって衝撃的で、あまり褒められたことではありません。(ですが)それは犯罪ではありません」と発言した。
性的暴行疑惑の報道後、『AND JUST LIKE THAT..』でミスター・ビッグが使用していたエクササイズバイク会社Pelotonが、クリスが映っている同社のパロディ広告を削除。また、米企業Entertainment Arts Research Inc.は、クリスがオーナーを務めるテキーラ・ブランド「Ambhar」を買収する1200万ドルの契約を無効に。また、レギュラー出演していた米CBSのドラマ『イコライザー』からも解雇される事態となった。
現在、クリスは新たな事業を立ち上げ、男性のメンタルヘルスに関する意識を高めるキャンペーンを展開するオーダーメイド・スーツ会社「Samuelsohn」の広告塔を務めている。今回のインタビューは、このキャンペーンにおけるクリスの役割の一環となり、その報酬は現金ではなく衣服で支払われるそうだ。
なお、クリスは上述の性的暴行疑惑3件で刑事告訴はされていない。(海外ドラマNAVI)
Photo:クリス・ノース©DARA KUSHNER/FAMOUS