『SATC』クリス・ノース、共演者から冷たくされているとの報道に反論

『セックス・アンド・ザ・シティ』(以下『SATC』)のビッグ役で知られ、続編『AND JUST LIKE THAT.../セックス・アンド・ザ・シティ新章』にも出演したクリス・ノース。性的暴行疑惑も報道されていた彼が、同シリーズのキャストたちから“冷たくされている”とする報道に反論した。米Entertainment Weeklyなど複数のメディアが報じている。

「まったくのナンセンス」と即座に否定

クリスは、米Radar Onlineが発信した情報をもとに米New York Postが掲載した記事に反応。「僕は普段、こういうことには反応しないんだ。でも、サマンサ・イブラヒム(というライター)のこの記事はまったくのナンセンスだ。皆に一応知ってほしいと思ってね」と自身のInstagramで述べた。

彼が言及したRadar Onlineの記事では、クリスは性的暴行疑惑が報じられて以降、キャリー・ブラッドショー役のサラ・ジェシカ・パーカーを含む『SATC』共演者たちから冷たくされていると報じていた。同メディアはある"関係者"の言葉を引用し、「クリスは皆のパーティーには招待されない。彼のもとにはグリーティングカードも誕生日おめでとうのメールも来ない。彼は、なぜサラ・ジェシカとその仲間が自分を冷遇し続けるのか不思議に思っている」と伝えている。

『AND JUST LIKE THAT...』が本国でお披露目された直後の2021年12月、4人の女性がクリスに性的暴行を受けたと立て続けに主張。そのうち匿名の女性2人は米Hollywood Reporterのインタビューでその体験を語り、3人目の女性は米Daily Beastのインタビューで名乗り出た。その後、歌手のリサ・ジェンティルも弁護士が同席した記者会見で同様の告発をしている。クリス本人はこれらの疑惑を否定しているが、クイーン・ラティファ主演ドラマ『イコライザー』の仕事をクビになり、『AND JUST LIKE THAT...』にも登場したオンラインフィットネス企業のPelotonは、彼が映っているパロディ広告を削除。また、当初は『AND JUST LIKE THAT...』シーズン1のフィナーレにビッグがサプライズ登場するはずだったが、その話は流れている。

「何年も前、時には数十年も前に会った人たちが私に向ける非難は、まったくの虚偽です」とクリスは2021年末に声明を発表。「これらの話は30年前のことかもしれないし、30日前のことかもしれません。NOがNOを意味することは私も昔から理解しています。出会いは合意の上でした。なぜ今になってこのような話が出てくるのか、そのタイミングを疑わないわけにはいきません。確かな理由は分かりませんが、これだけは分かります。それは、私が彼女たちを暴行していないということです」

クリスへの疑惑が報じられた当時、キャリー役のサラ・ジェシカとミランダ役のシンシア・ニクソンとシャーロット役のクリスティン・デイヴィスは連名でInstagramに声明を発表。「クリス・ノースに対する告発を聞いて私たちは深く悲しんでいます。私たちは、表に出て痛ましい経験を共有してくれた女性たちをサポートします。とても難しいに違いないことで行動を起こした彼女たちを称賛します」と述べ、告発者側を支持する姿勢を示していた。

日米同時配信の『AND JUST LIKE THAT.../セックス・アンド・ザ・シティ新章』シーズン2は、U-NEXTにて毎週木曜日に新エピソードが配信される。(海外ドラマNAVI)

参考元:米Entertainment Weekly

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