DC映画『ザ・フラッシュ』ヴィランの正体はドラマ版の二番煎じ!?【ネタバレ】

DC映画『ザ・フラッシュ』が公開中だが、映画で主要ヴィランとなるキャラクターの正体は、米CWのドラマ『THE FLASH/フラッシュ』の二番煎じではないかとの声が上がっている。米CBRが報じている。(※以降、映画『ザ・フラッシュ』とドラマ『THE FLASH/フラッシュ』のネタバレが含まれます)

DC映画『ザ・フラッシュ』真のヴィランは…

映画『ザ・フラッシュ』では、主人公フラッシュ/バリー・アレン(エズラ・ミラー)が母親の殺害を阻止するために過去へタイムスリップし、誤ってマルチバースの扉を開いてしまう。その結果として、『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』で死んだはずのゾッド将軍(マイケル・シャノン)が復活してしまい、世界を滅ぼそうとするゾッドをフラッシュは止めなければならなくなる。

その過程で、共闘するも命を落としてしまうバットマン(マイケル・キートン)とスーパーガール(サッシャ・カジェ)を救おうと、フラッシュは時空を超える“クロノボウル”に入って何度も同じ戦いを繰り返し、その度に破片物が刺さって怪我を負う。

DC映画『ザ・フラッシュ』

DC映画『ザ・フラッシュ』

フラッシュは、何度かクロノボウルで恐ろしい姿になったダーク・フラッシュを目にするのだが、それは歴史を正そうとクロノボウルの中で疾走し続けていたバリーの未来の姿だったのだ。ダーク・フラッシュの正体が判明した時、真のヴィランはゾットではなく、「ダーク・フラッシュ=バリー」だったことが明らかとなる。

しかし、この展開は、すでにドラマ版で描かれているのだ。シーズン3では“スピードの神”を自称する、モンスター的なサビターが初登場する。その正体は同シーズンの大部分で謎のままだったが、バリーは自分のことを熟知しているサビターは、自分の未来の姿だと気づく。サビターは、バリーが過去に戻って自身のタイムラインを変更することによって生み出された、バリーの分岐バージョンだと明らかになるのだ。

サビターとダーク・フラッシュは、どちらもねじれたギザギザのコスチュームを身にまとっているなど、外見も似ている。諸々の点において、二人の類似点が多いことに気付くのではないだろうか。

なお、現行DCユニバースの集大成となる『ザ・フラッシュ』は公開前から“傑作”との呼び声が高く、トム・クルーズやスティーヴン・キングなど著名人から絶賛されていたが、興収面で苦戦。また、主演のエズラ・ミラーは度重なる不祥事により、新DCユニバースへの続投が不安視されている。

米CWのドラマ『THE FLASH/フラッシュ』は、本国ではすでにファイナルとなるシーズン9が放送済。日本では、8月11日(金)よりHuluにて見放題独占配信が決定している。(海外ドラマNAVI)

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