ジョージ・R・R・マーティンの小説「氷と炎の歌」シリーズをドラマ化した大ヒット作『ゲーム・オブ・スローンズ』の新スピンオフが製作されることがわかった。米TV Insiderらが報じている。
『ゲーム・オブ・スローンズ』の約100年前が舞台
すでに別のスピンオフ『ハウス・オブ・ザ・ドラゴン』を放送している米HBOは、新作前日譚『A Knight of the Seven Kingdoms: The Hedge Knight(原題)』をオーダーした。本作の公式ログラインによると、オリジナルの『ゲーム・オブ・スローンズ』の約100年前、若くてナイーブだが勇敢な騎士、サー・ダンカン・ザ・トールとその小柄な従者、エッグの二人がウェスタロスをさまよっていたところから始まる。ターガリエン家がまだ鉄の玉座を保持し、最後のドラゴンの記憶がまだ生者の記憶から消えていない時代を舞台に、大きな運命、強力な敵、危険が、二人を待ち受けているという。
製作陣は?
このスピンオフは、原作者であるマーティンとアイラ・パーカー(『ハウス・オブ・ザ・ドラゴン』)が脚本を担当する予定。彼らはライアン・J・コンダル(『ハウス・オブ・ザ・ドラゴン』)とヴィンス・ジェラルディス(『ジャンパー』)と共に製作総指揮を務める。2022年12月、マーティンは自身のブログで、製作の可能性があるスピンオフのうち、「いくつかは他よりも速く進行している一方で、棚上げされているものもある。しかし企画が死んでしまったというわけではない。物を棚に上げるのと同じように、棚から降ろすことも簡単にできる。 HBO Maxでの変更は、明らかに私たちに影響を及ぼしている」と述べていた。
当時製作予定だったスピンオフ作品には、『ハウス・オブ・ザ・ドラゴン』のコーリス・ヴェラリオンを描いた『The Sea Snake(原題)』、ドーンの創設者であるナイメリア姫を描いた『10,000 Ships(原題)』、そして今回製作が決まったものと、ジョン・スノウに焦点を当てた作品などがある。また、先日エイゴン・ターガリエンを主人公にした新スピンオフ企画が浮上したばかりだった。
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