巨匠リドリー・スコットが製作総指揮を務めた異惑星SFシリーズ『レイズド・バイ・ウルブス/神なき惑星』。絶賛を浴びながらもシーズン2で突如打ち切られた本作の背景について、ワーナー・ブラザースとディスカバリーの合併劇が深く影響していたことが明らかになった。
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高品質、スケール、見どころの多さに圧倒!『レイズド・バイ・ウルブス/神なき惑星』
"生命"をテーマに、アンドロイドと人間の生き残りをかけた戦いを描いたSFサバイバル超大作『レイズド・バイ・ウルブス/神なき惑星』。"老兵は死なず"という言葉が色あせるほどのエネルギーとパワー!リドリー・スコット監督らしい高品質、スケール、見どころの多さに圧倒される。 『レイズド・バイ・ウルブス』の舞台は、信仰の違いによ…
合併の波に飲まれたSF傑作の思わぬ真相
スコット・フリー・プロダクションズに所属し、本作で製作総指揮を務めたデヴィッド・W・ザッカー(『エイリアン:アース』『Blade Runner 2099(原題)』)が米ScreenRantのインタビューで語ったところによると、制作陣はシーズン3の準備を万全に整えていたという。しかし、デヴィッド・ザスラフが最高経営責任者に就任した際の新体制への移行に伴い、HBO Maxによって突然の打ち切りが決まった。当時、合併の余波で開発が中断された作品は他にも多く、本作もその犠牲となった格好だ。
不運な形で幕を閉じることとなったものの作品の将来に今なお希望を捨てていない。「個人的には本作を復活させることができればと願っている」と語るザッカーは、「『エイリアン』や『ブレードランナー』のドラマシリーズを手掛ける日が来るとは思いもしなかったように、再び陽の目を見る日が来るのではないかと希望を持ち続けている」と、熱い胸の内を明かした。
本作は、アマンダ・コリン、アブバカル・サリム、トラヴィス・フィメル、ニアム・アルガーらが主要キャストを務め、ウィンタ・マグラスが主人公の少年キャンピオンを演じた。過酷なAIの脅威と対立する宗教派閥を描いた物語は、リドリーが企画していた『Alien: Awakening(原題)』の構想、すなわち「ロボットによる宇宙開拓」のアイディアを具現化した作品とも評価されていた。
リドリー・スコットとスコット・フリーの止まらないSF展開
シーズン3で描かれるはずだった展開を確かめる術は現状ないが、ザッカーをはじめとする制作陣の姿勢は前向きだ。また、リドリー自身もSFジャンルでの精力的な活動を継続している。
来月公開予定のポストアポカリプス映画『The Dog Stars(原題)』(ジェイコブ・エロルディ、ジョシュ・ブローリン、マーガレット・クアリー、ガイ・ピアース出演)を手掛けるほか、20世紀スタジオでは山崎貴監督によるオリジナルSF映画『Nue(原題)』のプロデュースも担当している。
さらに、スコット・フリー・プロダクションズは『エイリアン:アース』(シーズン2の準備が進行中)や、Amazon Prime Videoで配信予定の『Blade Runner 2099(原題)』(ミシェル・ヨー、ハンター・シェイファー出演)など、大型SFプロジェクトの制作を精力的に進めている。
『レイズド・バイ・ウルブス/神なき惑星』はブルーレイ・DVDリリース中。(海外ドラマNAVI)





