ロサンゼルスに暮らすレズビアンたちのライフスタイルを大胆に描き、LGBTQドラマの先駆者的な存在として大ヒットした『Lの世界』。その続編となる『Lの世界 ジェネレーションQ』がシーズン3で終了することが発表され、ニューヨークを舞台にしたスピンオフ版が誕生する可能性も明らかとなった。
打ち切りの背景は…
『Lの世界 ジェネレーションQ』は、オリジナル版で舞台となったロサンゼルスのウエストハリウッドからシルバーレイクへ場所が移り、オリジナル版からはメインキャストのジェニファー・ビールス(ベット役)、キャサリン・メーニッヒ(シェーン役)、レイシャ・ヘイリー(アリス役)が同役でカムバック。オリジナルメンバーのその後や、新キャラクターたちの恋愛やキャリア、友情がリアリズム溢れる描写でスタイリッシュに紡がれた。
シーズン3は米Showtimeにて今年1月末に最終話が放送され、その約2ヶ月後に終了が決定する形となった。打ち切りの背景には、2023年後半にShowtimeがストリーミング・リニアの両方でParamount+に統合され、さらに「Paramount+with Showtime」としてリブランドされることが、今年1月に発表されたことが関係しているのではないかと見られている。
ニューヨークを舞台にしたスピンオフ
『ジェネレーションQ』は打ち切りの運びとなったが、現在、『The L Word: New York』との仮題で、ニューヨークを舞台にしたスピンオフ版の企画が浮上しているとのこと。現時点では時代設定やプロット、『Lの世界』と『ジェネレーションQ』のキャストが続投するかなどの詳細は不明。続報に注視しておきたい。
なおShowtimeでは、『Let the Right One In(原題)』やドラマ版『アメリカン・ジゴロ』がーズン1で打ち切られたのに対し、『イエロージャケッツ』がシーズン3へ更新。『デクスター ~警察官は殺人鬼』と『ビリオンズ』のユニバースを拡大する、スピンオフシリーズ数本の製作が発表された。
『Lの世界』シーズン1~6、『Lの世界 ジェネレーションQ』シーズン1~2はHuluにて配信中。『Lの世界 ジェネレーションQ』シーズン3は、4月21日(金)からHuluにて独占配信開始。(海外ドラマNAVI)
Photo:『Lの世界 ジェネレーションQ』© 2023 Showtime Networks Inc. All Rights Reserved.