昨年、シカゴ警察特捜班の活躍を描く大人気犯罪捜査ドラマ『シカゴP.D.』を降板したジェシー・リー・ソファーがシーズン10のエピソードで監督デビューを飾り、その経験について語っている。
出演中もアイデア出し
ジェイ・ハルステッド役で人気を博したジェシーはシーズン9をもって番組を卒業したが、米NBCにて3月1日(水)に放送されたシーズン10第13話「The Ghost in You(原題)」の監督としてシリーズの現場にカムバックした。
米TV Insiderの取材に応じたジェシーが、長年にわたって共演したキャストを演出する体験がどうだったか質問され、「素晴らしかったよ。本当にシームレスな移行だったし、全く休まなかったんだ。 撮影が終わったと同時にロサンゼルスへ戻って3~4日間を過ごした後、すぐにセットに戻って照明の調節を始めたから、番組を降板したという感じはなかったんだ」と回答。出演こそしなかったものの、気持ちの上では番組を去った感覚はなかったようだ。
またジェシーは、こうも続けている。「それに長いこと──少なくともシーズン2か3以降は、僕たち全員が番組とキャラクターを本当に理解するようになっていたから、レギュラー陣があちこちのシーンで演出を手伝ったり、何か良いアイデアが浮かんだりしたら、調整したりすることがあったからね。常に問題解決に努めて、(脚本の)ページにあるものを現実に変えていくんだ。ロケが上手くいかないこともあるし、その部分が難しいこともあるけど、それを実現して番組で使えるようにするんだ。そういうことをずっとやってきて、それ(監督)が自分のやりたいことだと気づいてからは、かなり気持ちが楽になったんだ。最高だよ。素晴らしい時間を過ごすことが出来た」ジェイ役で出演中も演出などのアイデアを出していたというジェシーは、監督デビューに向けて少しずつ準備を進めていたようだ。
監督したエピソード
ジェシーが監督したエピソードは、悪名高き麻薬王アルトゥーロ・モラレス(ロビー・ラモス)が起訴された殺人事件の裁判で、ハンク・ボイト(ジェイソン・ベギー)がチャップマン州検事補(サラ・ビュース)のために証言台に立つ展開となる。
ジェシーは、どんなエピソードで監督を務めるのか事前に知らなかったそうだが、過去にジェイがヴォイトを糾弾したことがあったため、ヴォイトが道を踏み外すような回で自分がメガホンを取れたのは最高だと思ったとも述べている。
早くも監督として番組に復帰したジェシーだが、「しばらくは、ゆっくり過ごしたい」と述べており、今のところはジェイ役でゲスト出演する予定はないようだ。いずれにせよ、今後も彼の活躍を応援していきたい。
『シカゴ P.D.』シーズン10は、米NBCにて毎週水曜日に放送中。日本ではシーズン1~7がHuluにて配信中。(海外ドラマNAVI)
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Photo:『シカゴP.D.』© 2019 Universal Studios. All Rights Reserved.