ジェシー・リー・ソファー『シカゴ P.D.』降板理由を説明、復帰の可能性も?

昨年、シカゴ警察特捜班の活躍を描く大人気犯罪捜査ドラマ『シカゴP.D.』を降板したジェシー・リー・ソファーが、その理由を説明。戻ってくる可能性についても言及したとTVinsiderが伝えている。

『シカゴ P.D.』降板の理由は?

『LAW & ORDER』などで知られるヒットメイカーのディック・ウルフが『シカゴ・ファイア』のスピンオフとして手掛けた『シカゴ P.D.』。2014年の放送当時から刑事ジェイ・ハルステッド役でレギュラー出演してきたジェシー・リー・ソファーだったが、昨年シーズン9をもって降板することを発表。その際にこれまで応援してくれたファンや、共に仕事をしてきた製作陣に対する感謝の気持ちについて声明を出してはいたものの、以降この件について口を開いてこなかった。しかし最近行われたVarietyとのインタビューで、その理由を明かしたという。

「本当に(キャラクターを)成長させてより広げたかったけど、この旅は1度しかない。もしもう1度契約を更新したら、また3年携わることになる。その頃には作品で40歳になっている。“分かるかい?そろそろリスクを取る時だぞ”って思ったんだ」と限られた時間と向き合ったうえでの決断だったことを明かした。

これまでに人生で下してきた決断の中で、一番難しいもののひとつだったよ。僕らの作品のファンのことがとても大好きだし、僕のファンのことも大好き。みんながまだこの降板を悲しく思っていることを知ってるし、僕も同じ気持ちだ」と話している。

シーズン10で監督を担当

幸いショーランナーのグウェン・シガンは、ジェイが部署を離れるという卒業エピソードを用意。キャラクターがまだ生きているため、今後戻ってくる可能性は残されることになった。表からは退いたジェシーだが、実は監督としての準備のため、ベサニー・ルーニーに付き、実際に3月22日解禁予定のシーズン10第16話で監督を担当。「1度も離れたことがないみたいに感じたよ」と明かしている。

「楽なこともあったし、ストレスが溜まることもあった。とてもやりがいがあった。同時に挫折を味わったこともあった」「僕らはこの業界のストーリーテラーだし、僕自身物語を伝えることが大好きだから、思っていたよりも易しくことは進んだ」と話すジェシー。俳優として出演していた頃から、製作陣にアイデアを提案するなど積極的に演出にも関わっていたことで、監督業へのシフトチェンジもそこまで難しくなかったようだ。

昨年12月に、「ジェシーがスクリーンに姿を見せる予定はない」と話していたシガン。「でも僕たちは彼が監督として戻ってくることをとても嬉しく思っている。彼はきっと楽しむと思うし、彼にとってすごくいい機会だと思う」と新たな形で再び仕事仲間になる喜びを露わにしていた。
これまで以上に新たなことに挑戦するために決断を下したジェシー。今後監督としての活動に力を入れていくのかどうかはわからないが、作品作りが大好きなジェシーの新たな活躍が楽しみだ。

『シカゴ P.D.』シーズン1~7はHuluにて配信中。(海外ドラマNAVI)

Photo:『シカゴP.D.』© 2019 Universal Studios. All Rights Reserved.