傑作青春ドラマ『ふつうの人々』ポール・メスカル、アカデミー賞にノミネート!A24配給映画『aftersun/アフターサン』日本公開

本年度英国アカデミー賞英国新人賞受賞、アカデミー賞主演男優賞にノミネートされている注目映画『aftersun/アフターサン』は、5月26日(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿ピカデリーほかにて全国公開となる。

『aftersun/アフターサン』概要

オバマ元大統領のお気に入り映画にも選出

11歳のソフィが父親とふたりきりで過ごした夏休みを、その20年後、父親と同じ年齢になった彼女の視点で綴る本作。2022年カンヌ国際映画祭・批評家週間での上映を皮切りに評判を呼び、話題作を次々と手がけるスタジオA24が北米配給権を獲得。昨年末には複数の海外メディアが〈ベストムービー〉に挙げ、毎年映画ファンが注目するオバマ元大統領のお気に入り映画にも選出されるなど、本年度を代表する1本となった。

アカデミー賞主演男優賞にノミネート

その波はアワードシーズンを迎えてなおも押し寄せ、愛情深くも繊細な父親カラム役に抜擢されたポール・メスカルがアカデミー賞主演男優賞のノミネートを果たす。ポールは、2020年の傑作青春ドラマ『ふつうの人々(Normal People)』で大ブレイクを果たした、アイルランド出身の27歳。アカデミー賞作品賞を受賞した名匠リドリー・スコットの超大作『グラディエーター』の続編『Gladiator 2(原題)』の主役の座を射止め話題沸騰中の俳優だ。錚々たる顔ぶれが並ぶ本年度アカデミー賞の主演男優賞部門に最年少で堂々の初ノミネートを果たし、日本時間3月13日(月)に発表になる受賞結果にも注目が集まる。

『ふつうの人々(Normal People)』を見る

監督・脚本は、瑞々しい感性で長編デビューを飾った、スコットランド出身の新星シャーロット・ウェルズ。ソフィ役には半年にわたるオーディションで800人の中から選ばれた新人フランキー・コリオ。また、A24製作、第89回アカデミー賞作品賞など3冠に輝いた『ムーンライト』のバリー・ジェンキンスが脚本に惚れこみ、プロデューサーに名乗りを上げている。

『aftersun/アフターサン』予告編

父との想い出が残るビデオテープが再生され、20年前に11歳だったソフィと30歳の父カラムとのひと夏の旅が映される。観光客から兄妹に間違えられるような若い父と思春期真っ只中の娘は、普段離れて暮らしていて、短い夏休みをトルコのリゾート地でふたりきりで過ごしている。太陽の下、大空いっぱいに広がるパラグライダー、きらきらと美しく揺れる、まさにターコイズブルーの海がまぶしい。「同じ空を見上げるっていいね、パパと離れていても太陽を見れば近くに感じられる」と、久しぶりの父との時間を噛み締めるソフィの言葉からは、ビデオに残された旅がいかにかけがえのない時間だったかが伝わってくる。


「――あの時、あなたの心を知ることができたなら」20年後、ソフィは、ビデオテープの中の父に何を見出すのか。まばゆい数日間の大切な記憶をたどる物語がはじまる。

『aftersun/アフターサン』あらすじ

11歳の夏、思春期のソフィは、離れて暮らす31歳の父親カラムとトルコのひなびたリゾート地にやってきた。輝く太陽の下、カラムが入手したビデオカメラを互いに向け合い、ふたりは親密な時間をともにする。20年後、カラムと同じ年齢になったソフィは、ローファイな映像のなかに大好きだった父の、当時は知らなかった一面を見出してゆく…。

(海外ドラマNAVI)

Photo:『aftersun/アフターサン』© Turkish Riviera Run Club Limited, British Broadcasting Corporation, The British Film Institute & Tango 2022