『HAWAII FIVE-0』のチン・ホー・ケリー役や『LOST』のジン役で知られるダニエル・デイ・キムがAmazon Studiosで企画進行中の新作スパイドラマ『Butterfly(原題)』で主演を務めると、米Varietyが伝えている。
韓国を舞台にしたスパイドラマに!
『Butterfly(原題)』は同名グラフィックノベルを原作としており、ダニエルは主演に加えて製作総指揮にも名を連ねる予定とのこと。公式あらすじによると、主人公は韓国に住む、謎めいていて予測不可能な元米国諜報員デビッド・ジョン。過去の苦渋の決断がもたらした結果に今になって首を絞められ、人生が台無しに。そんな中、デビッドを殺すことを命じられたソシオパスの若きエージェント、レベッカに命懸けで追われていることを知る…というストーリー。撮影は韓国で行われ、韓国語と英語が飛び交う作品になるという。
2015年にBOOM! Studiosから発売された原作。『グレース・オブ・モナコ 公妃の切り札』などで知られるイギリス出身の脚本家アラッシュ・アメルがアメコミ作家のマルグリート・ベネットと共同で執筆。イラストは「G.i. Joe」シリーズなどを手掛けるアントニオ・フッソとステファノ・シメオネが担当した。
シリーズの共同クリエイターを務めるのは『メンタリスト』『GOTHAM/ゴッサム』のケン・ウッドラフと、韓国系アメリカ人の小説家ステフ・チャ。二人は製作総指揮も担当。その他の製作総指揮には前述したとおりダニエルと、原作者アメル、BOOM! Studiosからスティーヴン・クリスティとロス・リッチーが参加する。
「ケンとステフは私の元に、本当に個性豊かなキャラクターが揃っていて、断ることなんてできないシリーズをもってきてくれました。韓国を舞台にした国際的なストーリーで、私にとってそれはより意味のあることでした」と話すダニエル。
シーズンごとにキャストやストーリーが入れ替わるアンソロジーシリーズ『ホット・ゾーン:アンスラックス』で主演を務めたが、通常のドラマシリーズで主演を務めるのは『Butterfly(原題)』が初めてになる。またダニエルが出演料の公平さを理由に降板した代表作『HAWAII FIVE-0』からおよそ6年ぶりのシリーズレギュラー出演になる予定。早くも世界中のファンが注目する新シリーズ、続報が入り次第お届けしていきたい。(海外ドラマNAVI)
参照元:Variety
Photo:ダニエル・デイ・キム©NYKC/FAMOUS