全世界を熱狂させた米AMCのサバイバル・ヒューマン・ドラマ『ウォーキング・デッド』が、現地11月20日をもってついに幕を閉じた。だが幕を閉じるまでの過程は、制作陣にとっても寝耳に水だったようだ。英Digital Spyが報じている。
“ニーガン”が明かす内幕
11シーズン、177話にわたり、数え切れないほど多くの犠牲者を出した末に終了した『ウォーキング・デッド』。チーフコンテンツオフィサーであるスコット・M・ギンプルは、新しいストーリーを作るために、この主要な番組が終了するとして、以下のように説明していた。
「『ウォーキング・デッド』には語るべきスリリングな物語がたくさん残っています。そして、この終わりはさらなる始まりとなるでしょう。まったく新しい物語やキャラクター、おなじみの人や場所、新しい声、そして新しい神話が生まれます。これはグランドフィナーレで、新たな進化を遂げるのです。『ウォーキング・デッド』の世界はまだ生きています」
AMCと同作のスタッフは、2010年に始まったこのシリーズを終わらせるのは今が完璧なタイミングだとして友好的な合意に達したようだ。10年以上にわたって続いていたことを考えると、実際、このタイミングでの終了は理にかなっていると言える。ドラマシリーズで177話以上続いたものはそう多くないので、無理に続けてファンが離れてしまうよりも、まだ需要があるうちに終了する方がいいからだ。
また、『ウォーキング・デッド』の視聴率はここ数年低下していたものの、打ち切りを正当化するほどには悪くなかった。2010年に放送された初回はケーブルテレビ史上最大級の535万人の視聴者を得て、ピーク時にはライブの視聴者が1700万台に到達。シーズン3の途中からは75話連続で当日の視聴者数が1000万人以上を記録している。しかし、シーズン10の頃には視聴者数が300万人から400万人までとシリーズ最低の数値に。とはいえ、世界各国で見られていることや後追い視聴と合わせれば依然として高い人気を維持しているし、これはストリーミング時代としては当然の流れだろう。
ただし、ニーガン役のジェフリー・ディーン・モーガンが、ギンプルとショーランナーのアンジェラ・カンは打ち切りの発表にかなり驚いたと、2021年3月のインタビューで語っている。「パンデミックの最中に知らされたこのニュースは、僕やほかの出演者だけでなく、制作から番組に関わったすべての人にとって青天の霹靂だった。スコット・M・ギンプルとアンジェラ・カンもまったく知らなかったよ。その決定はどこからともなくやってきて、とても大きな影響を及ぼした。シーズン11の方向性は決まっていたはずだったのに、(打ち切り発表を受けて)突然、“この物語を終えなければならない”となったんだ。そして、それまでは1シーズンあたり16話構成だったのに、シーズン10では急に6話追加されて全22話になった。さらにシーズン11では24話にまで膨らんだ。頭を抱えることがたくさんあったよ」
ギンプルたちがジェフリーの意見に合意するかはわからないが、結果的に番組はキャンセルされたようなものだったようだ。シーズン6の終盤から加わり100話近くに出演したジェフリー自身ももちろんこの決定には驚いており、当時のインタビューの中で、シーズン12がないことがいかにシュールであるかということに触れている。
「これで最後になると思うと、ものすごくシュールだよ。この作品は僕の人生の一部であり、この作品に出演しているみんなの人生の一部でもあるから、1年後に終わってしまうという事実を受け入れるのは難しい。シーズン12はないんだ。すごく違和感があるよ。どう終わるかについてはまだ考えていない。まだ伝えるべきたくさんの物語があると思うからね」
『ウォーキング・デッド』ファイナルシーズンはDisney+(ディズニープラス)にて配信中。(海外ドラマNAVI)
参考元:英Digital Spy
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Photo:『ウォーキング・デッド』© 2022 AMC Film Holdings LLC. All rights reserved.