『インディ・ジョーンズ』ドラマ版、ディズニープラスで制作間近?

Disney+(ディズニープラス)が『インディ・ジョーンズ』のドラマ版制作を検討しているとの情報をVarietyが独自に入手したようだ。

脚本家を募集中!

情報筋によると、DisneyはLucasfilmと共に、最近行われた脚本家たちとの総会で、世界各国をめぐる考古学者の世界を舞台にしたシリーズ化の可能性について具体的な提示をしたそう。現時点では物語の展開などの詳細は明らかになっておらず、製作に参加する脚本家を探している段階だという。現時点でLucasfilmの代表はコメントに応じていない。

ジョージ・ルーカスとフィリップ・カウフマン、スティーヴン・スピルバーグによって生み出されたキャラクター、インディ・ジョーンズ。ハリソン・フォード(『スター・ウォーズ』シリーズ)主演で製作された映画版は2023年に第5作目の公開が控えている。今回企画に上がったシリーズが前日譚になるのか、スピンオフになるのか、はたまた第5作目と繋がりをみせるのか、作品形式についてもまだわかっていない。しかしDisneyは、ディズニープラスでMarvelシリーズをMCUと繋げる実績をすでにもっており、土台は整っているといえる。

ハリソンは第5作目がインディ・ジョーンズを演じる最後の作品になる旨の発言を過去にしており、これが新シリーズを開発する可能性があるという動きのきっかけになったようだ。

実はすでにTVシリーズ版が存在した

過去にもインディ・ジョーンズはシリーズ化されており、1992年から1993年にかけて米ABCで『インディ・ジョーンズ/若き日の大冒険』放送されたほか、The Family Channel(現在のFreeform)でTV特別版が1994年から1996年にかけて4作製作された。TV版では若かりし頃のインディを重点的に描き、年代が異なるインディが登場。少年期はコリー・キャリアー(『ピノキオ』)、青年期はショーン・パトリック・フラナリー(『デッド・ゾーン』)、老年期はジョージ・ホール(『Remember WENN(原題)』)が演じた。ハリソンは1度カメオ出演を果たしたものの、以降登場することはなかった。ちなみにシリーズの製作総指揮にはジョージ・ルーカスが名を連ねている。

Disneyはここ数年、配信強化のために世界規模のIP(知的財産)を獲得してきた。Marvelはもちろん、Star Warsでは『マンダロリアン』をはじめとする複数の実写シリーズなど展開。最近ではジョージ・ルーカスによる『ウィロー』なども注目を集めている。もしインディ・ジョーンズのシリーズ化を足掛かりにフランチャイズが展開されれば、新たなディズニープラスの中核を担うブランドになることは間違いなさそうだ。映画シリーズはAmazon Prime Videoなどで配信中。(海外ドラマNAVI)

参照元:Variety

Photo:『インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国』より©GIG/FAMOUS