ついにシリーズ最終回を迎える『ウォーキング・デッド』で、シーズン1からキャロル役を演じてきたメリッサ・マクブライド。一度はスピンオフから降板を発表したものの、「キャロルにはもっと語るべき物語があるような気がする」と述べている。
世界的人気を誇る米AMCのサバイバル・パニックドラマ『ウォーキング・デッド』。ファイナルシーズンは3部構成で、その最終章がついに10月2日から本国で解禁される。
AMCは2020年にファイナルシーズンの構想を明かした際、『ウォーキング・デッド』の物語は結末を迎えるものの、ノーマン・リーダス演じるダリルとメリッサ・マクブライド演じるキャロルのスピンオフを製作することを発表。シーズン1からファイナルシーズンまで12年に渡って愛されてきた二人の物語は続くと思っていた。
しかし今年4月、スピンオフからメリッサが降板することが明らかに。AMCは「残念ながら、以前発表したダリルとキャロルに焦点を当てたスピンオフにメリッサは参加することはできなくなってしまいました。スピンオフはこの夏ヨーロッパで撮影を行い、来年プレミアを迎える予定でしたが、現時点で彼女にとってこの移転は論理的に受け入れられませんでした。このニュースにファンはがっかりするでしょう。しかし『ウォーキング・デッド』ユニバースは成長を続け、面白い方法で拡大し続けます。我々は、近い将来に再びキャロルを見られることに期待しています」と声明を発表していた。
キャロルにはもっと語るべき物語があるような気がする
キャロルをもう一度見たいという思いはメリッサも同じのよう。『ウォーキング・デッド』ファイナルシーズンのプロモーションの中で、米Entertainment Weeklyのインタビューを受けたメリッサは「キャロルにはもっと語るべき物語があるような気がする」とコメント。「私はそれを取っておく。彼女はさらなる物語を得ると思う」と意味ありげに笑って話したという。
一方、ノーマンも「二人の旅は終わってない。二人はいずれ会うよ。賭けてもいい」と話しており、スピンオフで二人の再会があるのかもしれない。
クリエイターのスコット・M・ギンプルは「語るべき物語がまだまだある。それに二人とも大好きだし、それぞれが前進するストーリーを語っていきたい。それ以上のことを誰が知っているのだろうか? でもメリッサとはこのことについて話し続けている。スピンオフのアイデアにはすごくワクワクするし、かっこいいキャロルの物語を描く将来が来るだろうと、とても前向きなんだ」と話している。
AMCはローレン・コーハン演じるマギーやジェフリー・ディーン・モーガン演じるニーガンのスピンオフや、アンドリュー・リンカーン演じるリックとダナイ・グリラ演じるミショーンのスピンオフ企画を進行中。
一度は降板したものの、愛されキャラクターであるキャロルがスピンオフに登場する可能性は多いにあり得るが、具体的な決定事項がない今、ファイナルシーズンでしばらく見納めに違いない。12年間ファンを魅了し続けたキャロルの雄姿をしっかりと目に焼き付けたい。
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Photo:『ウォーキング・デッド』©Josh Stringer/AMC