『グッド・ワイフ』のスピンオフとして製作され、今では本家を上回るほどの人気を得た法廷ドラマ『The Good Fight/グッド・ファイト』。現地時間9月8日(木)にParamount+で封切られるシーズン6がファイナルシーズンになることが決定し、その理由についてクリエイターのロバート・キングとミシェル・キングが話したとTV Lineが伝えている。
2009年から2016年にかけて米CBSで放送され、日本でもリメイクされるほど人気を誇った『グッド・ワイフ』のスピンオフとして2017年に誕生した『グッド・ファイト』。クリスティーン・バランスキー(『ビッグバン★セオリー』)演じるダイアン・ロックハートを主人公にした法廷劇はシーズン6を迎え、“グッド”フランチャイズとしては13年間歩み続けたことになる。
これを率いてきたキング夫妻はTV Lineのインタビューで『グッド・ファイト』終了という決断に至った理由を説明。あくまでも二人自身の決断であることを強調し、クオリティ管理の問題と、見え隠れし始めた消耗感が理由と話した。
「私たちは疲れてしまったんです」と詳しく話す前に笑って述べたロバート。「どのようにシーズン6を組み立てるのかを見て、シーズンの激変する性質を考えると、もし番組を終わらせる時があるとするならば、今でした」
ミシェルは加えて「シーズン6は私たちの国で起きている内乱について強く描いていて、それこそがこの番組の最終章で語るべきことだと感じました」と話した。
シーズン6では、自分がおかしくなってしまったのではないかと感じ始めたダイアンが、ロー対ウェイド裁判(人工妊娠中絶を規制する法律を違憲とした1973年の裁判)から投票権や冷戦時代の侵略まで、あらゆるものが既視感として蘇り、不安定な状態に悩まされるという。
『グッド・ワイフ』からイーライ・ゴールド役のアラン・カミングやエルズベス・タシオニ役のキャリー・プレストンといったお馴染みのキャラクターがシーズン6に登場することが既に発表されており、加えてエミー賞受賞俳優アンドレ・ブラウアー(『ブルックリン・ナイン-ナイン』)もレギュラー出演するという。
『グッド・ファイト』シーズン1~3はAmazon Prime Videoで配信中。シーズン4はスーパー!ドラマTV #海外ドラマ☆エンタメにて日本初放送中。(海外ドラマNAVI)
Photo:『The Good Fight/ザ・グッド・ファイト』© 2020 CBS Interactive. All rights reserved.