ベネディクト・カンバーバッチ、『ドクター・ストレンジ』最新作は「これまで観た中で最大級」

現在公開中のMCU最新作『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』。本作の舞台となるのは、『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』でストレンジが禁断の魔術によって扉を開いた“マルチバース”の世界。このたび、ストレンジを演じるベネディクト・カンバーバッチが本作について語ったコメントを紹介しよう。

“マルチバース”とは?

マルチバースとは、無限の可能性が存在する禁断のパラレルワールド。本来ならば決して交わるはずのない世界への扉が開いてしまったことで、すべての〈不可能〉が〈可能〉に変わり、ストレンジの前に“邪悪なもう一人の自分”など、複数の“自分”が立ちはだかる…。ビジュアルもスピリットも異なるストレンジたちと果たしてどのような戦いを繰り広げるのか?

『ドクター・ストレンジMoM』場面写真

“いつも”のストレンジをはじめ、本作で“様々な”ドクター・ストレンジを演じたベネディクトは「本作で起こることは確かに狂気的で、かなり本格的です。そして、その規模はとても大きく、野心的になっています。もしこれを成功させることができれば、これまで観た中で最大級のマーベル・スタジオ映画作品になると思います」と、マルチバースを舞台とすることで広がる世界観の規模に、大きな自信を語っている。

また監督を務めるサム・ライミも「一作目の『ドクター・ストレンジ』は人々の心を大きく開かせましたが、本作で私たちは、それをさらに押し広げています。この映画は、マルチバースにおける様々なリアリティの数々を経験する旅に、私たちを連れ出してくれるのです」と、マルチバースがもたらす多大な可能性を示唆した。

マルチバースといえば『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』!

そんな“マルチバース”の世界が大々的に注目されたのが、大ヒットを記録した『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』。スパイダーマンことピーター・パーカーに懇願されたストレンジが人々の記憶を消す禁断の魔術を使うも、その魔術によって時空が歪みマルチバースの扉を開けてしまい、別の次元からあらゆる脅威が立ちはだかった…。

しかし、マルチバースの扉が開いたことで、これまで不可能だったヒーロー同士の夢の共演を果たし、ファンは大興奮! “マルチバース”という概念が、MCUにおいて今まで以上の世界観の拡大へと繋がったのだ。

最新作となる本作では、そんなマルチバースを舞台に、マーベル史上最も予測不能で壮大な戦いが描かれる。新たな脅威となる“もう一人の自分”をはじめ、マルチバースについて知識を持つアベンジャーズの一員ワンダの登場、さらにはマルチバースを行き来できる能力を持つMCU初登場のアメリカ・チャベスの存在など、これまでのMCUを超える物語のスケールに期待が高まっている。

『ドクター・ストレンジMoM』場面写真

製作総指揮を務めるエリック・ホイサーマン・キャロルも、「私たちはこれまでのマーベル作品で、マルチバースにまつわる発想について、つまり私たちの世界にはありとあらゆるバージョンが存在するのだということについて、ヒントを出してきました。本作ではストレンジが、そこの部分を大きく開いて私たちに見せてくれることになるのです」と、本作を通してより深くマルチバースの世界が描かれていることを語った。

新たなるマーベルの次元の扉をこじ開ける、ファンタジック・アクション超大作。ストレンジの魔術はもちろん、マルチバースの世界観が生み出す、これまでを超える映像体験は4DX、IMAX3Dなどをはじめとする全12タイプのフォーマットで上映中。マーベル史上最大級の規模を誇る世界観が描かれた本作を、是非この機会に劇場で体感してほしい。

『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』は映画館で公開中。(海外ドラマNAVI)

Photo:『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』(c) Marvel Studios 2022