英語で"子孫"を意味する"ディセンダント"。『眠れる森の美女』のマレフィセントの娘マルや、『白雪姫』のイーヴィル・クイーンの娘イヴィなど、ディズニーヴィランズの子どもたちを主人公に、「誰もが知っているディズニーの悪役たちに子供がいて、10代に成長していたら?」という驚くべきアイデアから生まれ、世界的大ヒットを記録したディズニー・チャンネル・オリジナル・ムービーの『ディセンダント』。ついに、その最終章となる最新作『ディセンダント3』のDVDが12月4日(水)よりリリース&デジタル配信開始となった。本作品には、様々なジャンルの楽曲が収録されているのが魅力のひとつだが、今回マル役のダヴ・キャメロンとジェイ役のブーブー・スチュワートが、歌に込められた意味と撮影の裏話などを明かす、ここでしか見れない貴重な動画を独占入手したのでご紹介しよう。
『ディセンダント』には、『ハイスクール・ミュージカル』シリーズやマイケル・ジャクソンのドキュメンタリー映画『マイケル・ジャクソン THIS IS IT』を手掛けたケニー・オルテガによって、最新のトレンドを取り入れた歌やダンス、音楽が随所に盛り込まれている。シーズン3には、ブロードウェイ、ロック、ラップ、90年代ヒップホップ風など、さらにパワーアップした新曲が満載。
その数ある新曲の中でもダヴはお気に入りの楽曲として、本作の新キャラクターであるハデス(シャイアン・ジャクソン)と掛け合うように歌う、ロックでポップな曲調が印象的な「ドゥ・ワット・ユー・ガッタ・ドゥ」を挙げる。一見、ポップに聞こえるナンバーだが、「この曲が本当に表しているのは心に秘めた恨みや孤独感なの」と解説。「音楽が感情を支えて強く背中を押してくれるから、演じている俳優としてはとても助かっている」とキャメロンが言う通り、お互いの感情をストレートに出したミュージカルシーンとなっている。
ダヴのお気に入り2曲目は、「マイ・ワンス・アポン・ア・タイム」。自分に向き合っていくマルの心情をダヴが美しい声で歌い上げるパワフルなバラードで、ブロードウェイでも音楽を手掛けた経験のあるオルテガ監督ならではの壮大な楽曲へと仕上がっている。キャメロンは、「マルの一番穏やかで、一番弱くて、一番葛藤する姿を見られる。そして、歌い終わるまでには映画1本を観終わったくらい、生まれ変わったマルになっている」と語る。5日間夜明けまでかけて撮影したというこのシーンは、オルテガ監督と二人きりで、脚本を無視して自由に演じたといい、「撮影の中で一番楽しかった」と笑顔を見せた。
一方ブーブーは、オープニングを飾る「グッド・トゥ・ビー・バッド」を挙げる。ロスト島出身のヴィランズの子どもたちみんなで踊るエネルギッシュなダンスナンバーだ。ダイナミックなダンスを得意とするスチュワートだが、このシーンで屋根を滑り降りるというアクロバットシーンを撮影した時の裏話を明かした。「本当に楽しかった」と言うものの、実際に大きな屋根に登ってのスリリングな撮影は精神的な葛藤があったようで、ダヴも知らなかったというその舞台裏を、興奮気味に身振り手振で話している。
世界的大ヒットを記録したディズニー・チャンネル・オリジナル・ムービー『ディセンダント』シリーズの完結編『ディセンダント3』は、12月4日(水)よりDVD(3,200円+税)発売&デジタル配信中。DVDには、未公開シーンやNGシーン集、前作『ディセンダント2』と最新作をつなぐ短編「ディセンダント ショート・ストーリー/アンダー・ザ・シー」など、貴重なボーナス・コンテンツも収録している。最新のトレンドを取り入れたクールでポップな新曲がたくさん登場しているので、よりスケールアップしたシリーズの集大成をぜひDVDで見届けてほしい。(海外ドラマNAVI)
Photo:『ディセンダント3』© 2019 Disney