"09年1月に全米で放送がスタートし、今年11月にはシーズン3に突入する『ライ・トゥ・ミー 嘘の瞬間』は、表情分析学のスペシャリストが表情や仕草から嘘を暴き、凶悪犯罪を解決していくサスペンス・ドラマ。本作が画期的なのは、犯人探しや事件の謎解きの面白さと同時に、現実世界での裏付けを追求していること。
ティム・ロス扮するカル・ライトマン博士は、TIME誌で"最も影響力のある100人"に選ばれた表情分析アナリストのポール・エクマンがモデル。また、分析対象者の心理を解説するシーンでは、オバマ大統領やマイク・タイソンといった実在の有名人のニュース映像や画像を挿入する斬新な演出が登場。観終わった後、ドラマで学んだ表情分析のテクニックを思わず試したくなるほど、リアリティあふれるドラマに仕上がっています。筆者はLAの20世紀FOXスタジオで撮影中のレギュラー・キャスト4人を直撃取材!
ドラマの日本タイトルにちなんで、実生活の"嘘の瞬間"にまつわるエピソードをこっそりと(?)教えてもらいました。
カル・ライトマン役/ティム・ロス
「まばたきの多さや目線を落としたりそらしたりなど、いろんな嘘の見破り方を知ったけど、いざ子供たちに使おうとすると、責められちゃうんだ。彼らが何か悪さをしでかした時には、"そんな風に見ないでよ。ドラマじゃないんだから!"って逆に怒られる(笑)。でも自分の子供たちが嘘をついている時は、自然と分かるもんだよ。スペシャリストじゃなくてもね」
ジリアン・フォスター役/ケリー・ウィリアムズ
「役作りのために勉強した結果、人は自分の知り合いよりも赤の他人のつく嘘のほうに敏感になる、ということに気付いたわ。私の子供たちったらとんでもなく嘘が下手なの。でも感情的なつながりが深いほど、嘘をついているなんて思いたくないという気持ちも芽生えるから、相手の嘘を暴こうなんて思わなくなるのよ」
イーライ・ローカー役/ブレンダン・ハインズ
「このドラマに出演して、僕は嘘が下手だって分かったな。嘘をつく時に、アイコンタクトが多くなるんだ。気を付けているんだけどね。だから、あまり嘘はつかないようにしている(笑)。僕自身、嘘よりも本当のことを聞きたいタイプだし。真実を知って傷ついたり、恥をかいたりしても、すぐに立ち直ることができるよ!」
リア・トーレス役/モニカ・レイマンド
「私が嘘をつく時の癖は、身体の動きが止まっちゃうこと。本当にこんな風に(身体を固まらせる動作をして)ロボットみたいになっちゃう(爆笑)。きっと、あらゆる表情を顔に出すまいとしてそうなるのね。普段はとても表情豊かな人間だから、すぐバレちゃうの。私は女優なのに、嘘をつくのがものすごく下手で。私の母も、私の嘘はすぐ見抜けると言っているわ」
どうやら、本作に出演することによって、キャストたちも嘘に上手く向き合うことができるようになった様子。観ているだけでも嘘が見抜けるようになっちゃうかもしれない『ライ・トゥ・ミー 嘘の瞬間』。海外ドラマ・ファンでなくとも必見です!
■『ライ・トゥ・ミー 嘘の瞬間』
【発売日】<レンタル>9月2日(木)(Vol.1-4) 10月2日(土)(Vol.5-7)
<セル>DVDコレクターズBOX 10月2日(土)発売
【価格】10,920円(税込)
【発売元】20世紀 フォックス ホーム エンターテイメント ジャパン
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