ホラー小説の『ローズマリーの赤ちゃん』と『トミーノッカーズ』が、米NBCでミニシリーズとして製作されることになった。
アイラ・レヴィン作のベストセラー小説『ローズマリーの赤ちゃん』は、悪魔崇拝が若妻に恐怖の体験をもたらす物語。1968年にロマン・ポランスキー監督、ミア・ファロー主演により映画化もされた。今回は4時間のミニシリーズとなり、舞台はニューヨークからパリに変更される。脚本を手がけるのはスコット・アボット(『クイーン・オブ・ザ・ヴァンパイア』)。
また、スティーヴン・キングが1987年に発表した小説『トミーノッカーズ』は、米メイン州の小さな町が、エイリアンの宇宙船により脅かされるSFタッチの物語。TVドラマになるのはこれが二度目で、一度目は1993年製作、ジミー・スミッツ(『L.A.ロー 七人の弁護士』『NYPDブルー』)やマーグ・ヘルゲンバーガー(『CSI:科学捜査班』)ほかが出演した。今回の新作では、ネイティブアメリカンの闘争史を描いた『Bury My Heart at Wounded Knee』で高い評価を浴びたイヴ・シモノーが監督を務める。
このところアメリカのドラマ界では、ひとつの物語を話数をしぼって描く「ロングフォーム/イベントシリーズ」という形式に力を入れる傾向が高まっており、FX、FOX、ABCなどで有名俳優を起用したプロジェクトが進んでいる。NBCもこの波にのることにしたようだ。(海外ドラマNAVI)