『クリミナル・マインド』トーマス・ギブソン、製作者と争って解雇される!

世界中で大ヒットしている犯罪捜査ドラマ『クリミナル・マインド FBI行動分析課』でチーム・リーダーのアーロン・"ホッチ"・ホッチナーを演じるトーマス・ギブソンが、撮影開始したばかりのシーズン12途中で、正式に解雇されたことが発表された。

昨日、当サイトでもお伝えしたように、トーマスはシーズン12撮影現場で、ホッチ役として出演しながら監督も務めていたエピソードで、製作者の一人で脚本家でもあるヴァージル・ウィリアムズと、ストーリーの方向性をめぐって激しい論争となり、保身のためにトーマスがウィリアムズを足蹴りしたことで、2エピソードにわたって出演停止となり謹慎していた。米Entertainment Weeklyなどによると、現時点でシーズン12第2話までトーマスはホッチ役の撮影を終了しているが、この2話分がどうなるのか、今後どんなストーリー展開になるかは決定していないという。

『クリミナル・マインド』の撮影を手掛ける米ABCスタジオと放送権を持つ米CBS は、トーマスの処遇について調査中だったが、「本日、トーマスは『クリミナル・マインド』から正式に解雇となった。ホッチの最後の登場シーンについては検討中である」と共同声明を発表した。

これを受けてトーマスは、「私はこの12年間、『クリミナル・マインド』に全身全霊を注ぎ、心から愛してきた。このドラマが終了するまでずっと出演することを希望していたが、それは不可能となってしまった。このドラマの製作者、脚本家、共演者、素晴らしいスタッフの人々、そして何よりも最高のファンのみんなに感謝の気持ちでいっぱいだ」と声明を発表した。

『クリミナル・マインド』シーズン1の初回から出演してきたオリジナルキャストのトーマスは、数年前にも助監督と激しい口論となった際に、相手の身体を押したことで、当時は出演停止にならない代わりに、短気な性格を抑制する方法を学ぶセミナー・クラスに参加していた。

一方、ドラマ関係者のある一人は、「トーマスは家族思いのとても心優しい男性で偉大な父親だ。平日は毎日12~15時間の撮影でホッチを演じていて、毎週末、撮影現場のあるカリフォルニア州ロサンゼルスから、自宅のあるテキサス州サンアントニオまで飛行機で帰って、可能な限り、子どもたちと過ごして実母の世話もしている。そんな素晴らしい一面もある彼に起こった今回の出来事は残念だ」と述べている。

米CBSにて9月28日(水)に放送開始される『クリミナル・マインド』シーズン12は、新たなレギュラーメンバーとして、Dr. タラ・ルイス役のアイシャ・タイラー(『24 -TWENTY FOUR-』)と、ルーク・アルヴェスFBI特別捜査官役のアダム・ロドリゲス(『CSI:マイアミ』)が加入し、エミリー・プレンティス役のパジェット・ブリュースターも複数話に出演することが決定しているだけに、今回、ホッチ役のトーマスが解雇されたことは非常に残念である。(海外ドラマNAVI)

Photo:トーマス・ギブソン
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