大人気ファミリードラマ『フルハウス』のその後を描いたNetflixオリジナルシリーズ『フラーハウス』。世代を超えて愛される人気シリーズのシーズン3の配信日が、9月22日(金)に控えているが、日本が舞台となるエピソードの撮影のためにメインキャストが来日!
『フラーハウス』時代からのお馴染み3人娘こと、キャンディス・キャメロン・ブレ(D.J.役)、ジョディ・スウィーティン(ステファニー役)、アンドレア・バーバー(キミー役)を直撃! 本シリーズの人気の秘密や、撮影現場の裏話などたっぷりと語ってもらった。
――初日はさっそくカラオケを楽しんでいましたね。そのほかに今回の滞在で楽しみにしていることはありますか?
アンドレア:食べ物ね!(笑)
ジョディ:私はタイに1週間滞在して、昨日の夜ついたばっかりだからカラオケには参加できなかったの。週末に色々やろうと思ってるわ。
――今回の日本での撮影ですが、去年の来日がきっかけになったのですか?
アンドレア:去年来日した時に、日本のファンのみんなの反応がすごく良かったというのもあったし、私たちもまた来たいって思ってたの。そういう想いが働いてこうなったのかもしれないわね。
――去年と同様、たくさんのファンが空港で待っていたそうですね。
キャンディス:そうなの。ギフトを持ってきてくれたり、サインや写真を撮ったりね。涙ながらにハグしてーって言ってくれたファンもいたわ。
――シーズン3にはミュージカルエピソードが出てきますが、普段の撮影と比べていかがでしたか?
ジョディ:"ベスト・サマー・エバー"でしょ? すごく楽しかったわ。いつもよりリハーサルを何度も重ねたんだけど、一番大変だったのは足の怪我をした私をどこに配置するかってことだったけど。
――今、実生活でも親になった皆さんが子役のエライアス君たちと共演していますよね。経験上からこういうアドバイスをした、などの裏話があれば教えてください。
ジョディ:私たち3人も小さい時から撮影に参加しているけど、周りの大人たちのサポートがあったからこそ、とてもいい経験をさせてもらってきたわ。そういう経験を子役たち(エライアス・ハーガー、マイケル・キャンピオン、ソニー・ブリンガス)とシェアするようにはしてるの。また、子どもの頃から働くという経験に付随するアレコレもあると思うんだけど、なかなか周りには理解されないこともある。そういうことも、経験している私たちが彼らにアドバイスするようにもしているわ。
――シーズン2ではジョディとアンドリアのお子さんがフラーハウスに出演していたそうですね。その時の話を詳しく教えてくれませんか?
アンドレア:すごい楽しかったわ。娘たちも、実生活でも友達だしね。現場に連れて行くと控室で大騒ぎしてるの。
ジョディ:マックスが学校へ行くエピソードで教室の中で撮影をすることがあったから、(クリエイターの)ジェフ・フランクリンに娘たちを出演させてもらえないか聞いてみたの。その時は、役割が逆転して私たちが外から見守ってたわ。自分たちが子どもの時に出ていたのに、今度は私たちの娘が出るなんてね。一周して原点に戻ってきたような気持になったわね。
――日本ではある人の挙式シーンの撮影もされるそうですが、この際今後誰かが結婚するときは海外で撮影するというのはどうでしょう? マット、ジミー、フェルナンドと挙式をするなら行ってみたい国や都市はありますか?
ジョディ:次に旅行できるところを決めるってことね!
アンドレア:フェルナンドとだったら暖かいところじゃなきゃだめよね。
一同:アルゼンチンね!
アンドレア:二人が再婚するなら、アルゼンチンしかないわね。
ジョディ:あの二人(ステファニーとジミー)が結婚するなら、きっと変な場所を選ぶわ。ジャングルとかでぶっ飛んだセレモニーをするでしょうね。
――コストコの駐車場とか?
ジョディ:そうね! そこよ! 試食で食事代が浮かせるしね!
一同:爆笑
キャンディス:もし、マットとDJが式を挙げるならサンフランシスコかロサンゼルスになると思う。DJは伝統的で完璧主義者だから家族の近くがいいでしょうね。決して派手ではなくて、親族だけを集めた小さいけど"完璧"なウエディングにすると思うわ。
――『フラーハウス』はフルハウス時代には存在していなかったオンライン配信というサービスでの提供ですが、撮影を進めるにあたりNetflixだったからこれが出来たといったような自由度はあるのでしょうか?
ジョディ:確実に『フラーハウス』の方が規模が大きくなっているわね。ミュージカルエピソードを作ったりもしたし、手間のかかったことが実現できる。もちろん、30年前と比べてTVというものを大きく変化したけれど。あとは、週に1回じゃなくて、全話同時配信することも大きな違いね。
キャンディス:確かにネットワークと比べるとより自由にできるけれど、『フラーハウス』は家族の話だから何でもやってしまおうと思うわけではないわね。
――『フラーハウス』を皮切りに『ギルモアガールズ』、『ウィル&グレイス』、『ツイン・ピークス』など復活版が作られていますが、人気や盛り上がりは『フラーハウス』が一番だと思います。ここまで人気の理由はどこにあると思われますか?
キャンディス:やっぱり家族をテーマにしている作品だからよね。だからこそ世界中の人たちに響くし、みんなが共感できるものだと思う。心がこもった子育てを描いている。家族という価値観を30年以上貫いてきているというところが理由だと思うわ。どのキャラクターも長年愛され続けているしね。
ジョディ:キャストのみんなはカメラが回っていないところでも家族のように仲が良いの。Instagramの写真なんかでプライベートでの仲の良さを見ると、タナー家がまるで存在しているかのように思ってもらえるの。タナー家ってこうだよね、ってファンが思うところが実生活でもそうだったりするし。それが伝わっているからというのも理由だと思う。
アンドレア:ファンが"私もタナー家みたいな家族が欲しかった"って言ってくることがあるの。きっと多くの人の心に響く作品なのよね。
Netflixオリジナルドラマ『フラーハウス』シーズン3は30周年アニバーサリーを迎える9月22日(金)にPart1(第1話~第9話)が、12月よりPart2(第10話~第18話)がNetflixにて全世界同時ストリーミング開始。
Photo:『フラーハウス』シーズン1より
©Saeed Adyani/Netflix