2008年に放送スタートした大ヒットドラマ『ブレイキング・バッド』でクリイエイターを務めたヴィンス・ギリガンが、本作をシーズン5で終了させたのは『X-ファイル』に理由があると語っている。英Digital Spyが報じた。
人気超常現象ドラマ『X-ファイル』で脚本・製作総指揮を務めたギリガンは、その理由について次のように述べている。「ドラマシリーズで利益を生み出している製作者は、"永遠に続けたい"っていうものなんだ。だが私は、『ブレイキング・バッド』の前に『X-ファイル』に携わっていた。素晴らしい仕事だったし大好きだったよ。シリーズに関わった時は番組の大ファンだったし、7年間も脚本家として楽しい時を過ごした。ところが、ある日誰もが全く他の番組を見ていることを知って、ある時点で気づいたんだ。"パーティーに居残りしちゃいけない。みんなに惜しまれないといけないんだ"ってね」とコメント。
そこで彼は、『ブレイキング・バッド』の人気絶頂期に幕を閉じるために、誰よりも努力したのだとか。本作は、あと2~3シーズン余分に続けることも出来たが、ファンに「あの番組って、まだ放送してたの? 前は面白かったから見てたけど」と、飽きられてしまう前に終わりにしたかったとも付け加えている。
実際のところ、放送局のAMCからは「もっと長く続けられないのか?」との声はあったそうだが、ファンに「今終わりにしないで!」と言ってほしかったギリガンは、シリーズの人気がピークの時に物語を完結させたのだ。
その後、本作の前日章にあたるスピンオフ『ベター・コール・ソウル』が製作され、シーズン4は今年中にAMCにて放送開始を予定している。(海外ドラマNAVI)
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