『グッド・ドクター』フレディ・ハイモア、最初は主演オファーを断っていた

『チャーリーとチョコレート工場』のチャーリー役で天才子役と言われ、アルフレッド・ヒッチコック監督が手がけた名作スリラー『サイコ』の前章ドラマ『ベイツ・モーテル』で殺人鬼となっていく青年ノーマンを演じたフレディ・ハイモア。全米で大ヒットとなった新作メディカル・ドラマ『グッド・ドクター 名医の条件』で主演を務めるフレディだが、なんと最初はこの役のオファーを断っていたことを明らかにした。米Adweekが報じている。

フレディは、シーズン5まで続いた『ベイツ・モーテル』のクランクアップのほんの数日後に、再び新作ドラマで主演を務める決定を下すことに慎重になっていたそうで、その理由を以下のように語った。

「5年もの間続いた作品を経験したら、長期間の責任というものを感じずにはいられなくなる。だから、長年にわたって製作される可能性のある作品に関しては、本当にそれでも出演したいかどうかをよく考えて、賢明な決断をしなければいけないと思っているんだ。パイロットシーズン(新作ドラマが一斉に製作される時期)は、とにかく数時間で出演の是非を即決しないといけないくらいクレイジーな時期なんだ。家に帰って腰かけて、本当にこれに出演することが良い選択なのかを熟考し、100%全力で取り組めないものには、飛びつかないということを考えたんだよ。でも、クリエイターのデイヴィッド・ショアと話したことによって、この作品に出演することは素晴らしいことなんだと確信できたんだ」

フレディを納得させたショアは、彼の演技についてこう語った。「ロケ初日に、フレディの演じるショーンに命が吹き込まれた。このショーンという役は、下手をすると最悪なものになってしまう。けれどフレディはそれをとても繊細に演じた。多くの人がするような口頭でのコミュニケーションではなくとも、ショーンの心には色々な思いが駆け巡っていることが、彼の目から視聴者に伝わるほどだ」

また、イッキ見が流行する中で、週一放送の作品がこれほどまでに成功していることに関してフレディは独自の見解を述べている。「この作品に関しては、一気に、一週間とかで見ておしまいにするよりも、週に一回ずつ長期間かけてショーンの成長をじっくり見守っていく方がいいのではないかなと思うよ。作品との関係、愛着も時間をかけると変化するからね」

(海外ドラマNAVI)

Photo:『グッド・ドクター 名医の条件』
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