『SATC』シンシア・ニクソン、ニューヨーク州知事に立候補したのはトランプ大統領のおかげ

マンハッタンを舞台に女性4人の恋愛と友情を赤裸々に描いたドラマ『SEX AND THE CITY』(以下『SATC』)での弁護士ミランダ役で人気を博したシンシア・ニクソンは、3月19日(火)にニューヨーク州知事選に立候補する意向を表明して世間を驚かせたばかりだが、その出馬理由はドナルド・トランプ大統領に影響を受けたからだと告白した。米Hollywood Reporterが報じている。

4月4日(水)、全米で放送される『The Wendy Williams Show(原題)』というトーク番組に出演したシンシアは、13分間にわたって出馬までの経緯を以下のように語った。

「私は、ニューヨークを愛しています。ニューヨークという街を信じていますし、我々は本当の意味での進歩党の砦だと思っています。ドナルド・トランプが大統領になったことで、目が覚めたのです。政府の方向性が気に入らないのであれば、自ら一歩踏み出して行動に移すべきなのです」

今年11月の同州知事選に民主党から立候補することを考えていると表明しているシンシア。9月13日(木)に行われる予備選で、現職のニューヨーク州知事で3期目に向けてすでに立候補しており、また2020年の大統領選候補とも言われているアンドリュー・クオモと争うことになる。

「(クオモ州知事と競うことは)容易なことではありません。世間では(自分の立候補について)"セレブが立候補した"とばかり言われています。ですが、これだけは言わせてください。アンドリュー・クオモ州知事が8年前に立候補した時、彼もセレブでした。なぜなら、彼の父親も元ニューヨーク州知事でしたからね」と、自分だけが特別な例ではないと強調している。

また、『SATC』のキャストの仲が常に噂になっていることを聞かれると、シンシアは他の3人とも自身の出馬をサポートしてくれていると語っている。彼女が当選した場合、ニューヨーク州で初の女性同性愛者の知事となる。(海外ドラマNAVI)

Photo:ニューヨーク市のビル・デブラシオ市長とシンシア・ニクソン(ニューヨークで開催されたLGBTの祭典「ニューヨーク・プライド」パレードにて)
(C)NYCM/FAMOUS