『リーサル・ウェポン』キーシャ・シャープ「主演の降板劇で打ち切りになると思っていた」

人気アクション映画シリーズのTVドラマ版『リーサル・ウェポン』で、主人公ロジャー・マータフの妻、トリュッシュを演じるキーシャ・シャープが、もう一人の主人公マーティン・リッグス役のクレイン・クロフォードの降板劇で、同作はシーズン2で終了すると思っていたと発言した。米Cinemablendが報じている。

「シーズン2で主役であるリッグスがいなくなった後、みんな当然混乱していたわ。でも、そういう不安もあったけれども、脚本家とショーランナーをどこかで信頼していたのよ、正直なところ。"あの素晴らしい映画版からどうやってドラマ版を作るんだ。無理だろう"って言われていたのにそれを見事にやってのけたスタッフたちだったからね」と、降板劇の当時を振り返っている。

続けて「シーズン3の台本を読んだ時に、素晴らしいわって思ったわ。でも、どうなるかわからなかったの。何も知らされていなかったし、もう打ち切りだとみんな思っていたわ。でも(放送局が番組編成発表を行う)アップフロントのタイミングぎりぎりで更新が決まったのは嬉しかったわ。私たちみんな"やった! こんなことができるのは、うちの脚本家とショーランナーだけだ!"っていう感じだったのよ。そして更新が実現したのよね」

同作は、2シーズンにわたって主演を務めてきたクレインが、撮影中の態度が問題で解雇された。その後、9月よりスタートしたシーズン3からは、新しいキャラクターであるウェズリー・コール役としてショーン・ウィリアム・スコットが参加し、マータフのパートナーを演じている。

「アップフロントの1週間前に、新しいキャストが決まったと連絡があったの。だからこの作品は助かったのよ。脚本家とショーランナー、そして製作スタジオがクリエイターのマット・ミラーを信頼していたのよ。"ミラーならできる"ってね」と、ショーンの配役も瀬戸際で決まり、それによってシーズン3への更新が確実になったことを述べた。

だが先日、マータフ役のデイモン・ウェイアンズが、シーズン3の13話で同作を降板すると発言。すでにデイモンは、米CBSのシットコム『Happy Together(原題)』にゲストとして出演することも決まっている。しかもこの出演回のタイトルは「Like Father, Like Son(この親にして、この子ありの意味)」で、デイモンの実の息子で俳優デイモン・ウェイアンズ・Jrと共演する予定だという。

シーズン1からの主役コンビがどちらもいなくなってしまうかもしれない『リーサル・ウェポン』は、今後どうなるのか? キャストが変わっても製作チームのアイデアで続けるのか? 今後の情報が入り次第お届けしたい。(海外ドラマNAVI)

Photo:『リーサル・ウェポン』
©2018 Warner Bros. Entertainment Inc. All rights reserved.