2月6日(水)からDVDリリース、デジタル配信開始となる海外ドラマ『ブラックライトニング』は、『ARROW / アロー』『THE FLASH / フラッシュ』といったDCTVシリーズが贈る新たなスーパーヒーロードラマ。電気を自在に操る力を持つブラックライトニングは、昼間は高校の校長であり、私生活ではバツイチで二人の娘のいるパパというヒーローだ。同作のリリースに合わせて、パパが活躍する海外ドラマを7本ご紹介しよう。
海外ドラマで特に有名なパパといえば、『ウォーキング・デッド』のリック・グライムズと『24 -TWENTY FOUR-』のジャック・バウアーではないだろうか。両者はそれぞれ保安官代理、CTU捜査官という法の下に人々を守る立場にあることもあって、ゾンビ襲来やテロによる危機的状況で人々を救おうと奮闘。その中でも家族はとりわけ大事にしており、子どもに危険が迫れば駆けつけて救出する。
そして理想の父親として全米で話題になったのは『THIS IS US』のジャック・ピアソン。妻子を全力で愛して守り、彼らのためなら自分の夢も諦めたり、絶縁状態だった父親に頭を下げたりも厭わない姿はまさに理想のパパだ。一方、切ないパパといえば『ブレイキング・バッド』のウォルター・ホワイト。病気で余命いくばくもないと知ったことで人生が一変するが、彼が変貌する理由は家族にお金を残したいという夫、父親としての愛情。しかし、そうして始めた麻薬ビジネスで次第に深みにはまっていってしまう。
『ザ・ソプラノズ/哀愁のマフィア』のトニー・ソプラノはマフィアのドンだが、家族とマフィアという二つのファミリーのために何かと苦労させられ、そのストレスと心労によりセラピーに通う羽目に。問題が起きると基本的には穏便に解決しようとするが、のっぴきならない場合は自ら手を下してケリをつけることも。そんなトニーと同じスタンスと言えるのが『ゲーム・オブ・スローンズ』のネッド・スターク。自分が死を宣告した者は自ら処刑するという責任感と、なるべく無血で済ませようとする穏健な面を合わせ持つ、いい父親であり立派な領主だが、裏切りと陰謀が渦巻く世界には不向きなタイプだ。
そうした有名なパパたちに比べても、『ブラックライトニング』の主人公、ブラックライトニング/ジェファーソン・ピアースは多くの特徴を備えたキャラクターと言える。家族のために9年前にスーパーヒーローから引退していたが、その間もスラム街で暮らす若者たちを助けるべく高校の校長として奔走。警察や神父と話し合ったり、ドラッグディーラーに話をつけたりと、多忙な時を過ごしている。バツイチの男親として年頃の二人の娘を育てる上でのトラブルも絶えず、未練たっぷりの元妻に機会があれば復縁を求めている。犯罪者とも渡り合える度胸を持ちながら私生活では強く出られず元妻や娘たちにタジタジになったり、普段は冷静沈着なのに父親の仇には頑固になってしまったりと、ギャップのあるキャラクターだ。そんな娘たちが危険に巻き込まれたことから9年ぶりにヒーローに復帰することになり、以降は娘や警察に正体を隠しながら活動を続行。そのうちに娘にもパワーがあることが判明し...。パパ、校長、スーパーヒーローと一人三役をこなすブラックライトニングの人間くさいヒーローっぷりがクセになる作品だ。
主人公が愛する人々を狙う犯罪組織と戦うシーンはもちろん、子どもや元妻と繰り広げる、涙と笑いに満ちたドラマも見逃せない、アクションとファミリードラマが同時進行する『ブラックライトニング』。ドラマ界に現れた新たな理想のパパをぜひチェックしてみてほしい。
■『ブラックライトニング<シーズン1>』商品情報
2月6日(水)DVDリリース、デジタル配信開始
DVDコンプリート・ボックス...9,400円+税
発売・販売元:ワーナー・ブラザース ホームエンターテイメント
(海外ドラマNAVI)
Photo:
『ウォーキング・デッド』
©2012 AMC Film Holdings LLC
『ブラックライトニング』
BLACK LIGHTNING and all related characters and elements TM & ©DC Comics and Warner Bros. Entertainment Inc.
『THIS IS US』
©2016-2017 NBCUniversal Media, LLC. All rights reserved.
『ゲーム・オブ・スローンズ』
©2012 Home Box Office, Inc. All rights reserved. HBO® and all related programs are the property of Home Box Office, Inc.