大学の裏口入学問題で渦中にいる、人気コメディドラマ『フルハウス』と、そのスピンオフ『フラーハウス』でベッキーを演じているロリ・ロックリンと、『デスパレートな妻たち』のリネット役で知られるフェリシティ・ハフマンの裁判が始まった。
同スキャンダルは、ロリやフェリシティのような富裕層が、ウィリアム・シンガー被告が運営する偽の慈善団体に謝礼金を支払うことで、米大学進学適性試験であるSATやACTでの替え玉受験などの不正を行い、子どもたちをスタンフォード大学やイエール大学といった名門校に入学させていた事件だ。
ロリとデザイナーである夫のモッシモ・ジャヌリは、現地時間4月3日(水)にボストン裁判所に姿を現した。だがそこにはボストン郊外にあるベントリー大学の学生の姿があった。彼らはロリ演じるベッキーのお面をつけてこう語った。「私たちは子どもの頃からベッキーのファンでした。母親みたいな存在でした。ロリは悪くないと言っているわけではありません。私自身もたくさんの大学から不合格と言われましたし、ロリたちがしたことは不公平です。でも、みんなこの事件で驚いているフリをしています。私にはなぜ驚くのか理解できません。だって、お金持ちってそういう悪いことをするものでしょう」
また同日フェリシティも同裁判所に出廷したが、俳優で夫のウィリアム・H・メイシー(『シェイムレス 俺たちに恥はない』)の姿は見えず、彼女はスーツを着た中年男性の手を握って歩いていた。のちにその男性は弁護士と判明。フェリシティの弁護士はすでに検事と話し合いを進めており、有罪を認める代わりに服役だけはなんとか避けようとしていると米Us Weeklyは伝えている。
ロリとフェリシティを含む計13人の被告に向かって、判事は最高で20年、3年の執行猶予と25万ドル(約2790万円)の罰金を言い渡した。関係者によると、ロリはこの数週間家から出ず、また不正に南カリフォルニア大学に入学していたロリの娘でインフルエンサーのオリヴィアは、交際相手の元に身を寄せているという。ロリとフェリシティの今後の動向がまだまだ気になるところだ。(海外ドラマNAVI)
Photo:
ロリ・ロックリン&フェリシティ・ホフマン
(c)FAM020/FAMOUS
(c)NYPW/FAMOUS