日本での撮影も行われたNetflixオリジナルシリーズ『クィア・アイ』。現在、シーズン1~5とスペシャル版『クィア・アイ in Japan!』が配信中、シーズン6の製作も決まっている人気シリーズだが、2018年にスタートしてから来年2月で3年が経とうとしている。そこで気になったのは依頼人として登場した彼らは番組の後どのような生活をしているのかということだ。そこで今回はSNSやオンライン記事を探し、彼らのその後を追ってみた。
シーズン1のエピソード順にご紹介しよう。
目次
エピソード1「ブサイクは治らない?」トム
記念すべきリブート版第1話に登場したのは、父親のことを心配する娘から推薦された髭もじゃ姿のトム。自分は"ブサイク"だと信じ込んでいた彼も、ファブ5によって自信を取り戻し、元妻のアビーと再会していた。
そんなトムだが、2018年2月にエピソードが配信されてから、自身のTwitterアカウントでいかに『クィア・アイ』が彼の人生を変えたかを投稿している。
何よりもうれしいのが、2018年5月にアビーと再婚したことだろう。二人の幸せな様子が伺えるツーショット写真も度々投稿されている。
— Tom Jackson (@TomJack20176306) 2018年5月10日
昨年には、ジョナサンがホストを務めるツアーで再開を果たしていた。
Me and Jonathan backstage pic.twitter.com/Ar8iuJ56HK
— Tom Jackson (@TomJack20176306) November 22, 2019
エピソード2「捕獲」ニール
アプリクリエイターのニールは、見た目も気にすることはなく、部屋の中もごちゃごちゃ。そんな彼のためにと友人の推薦で『クィア・アイ』に出演。IT業界に生きる男らしくメイクオーバーしてもらい、イケてるスペースとなった自宅では新しいアプリのローンチパーティーを開催していた。
その後も自身が開発するアプリ「HUMRUN」に携わっているニール。実はそれだけではなく、スタンドアップコメディアンとしても活躍の場を広げている。彼のInstagramアカウントでは、ファブ5の各々と今でも親しくしている様子を見ることができる。
また、エンタメメディアRadio Timesの取材に答えた際には「以前よりも服装に気を遣うようになり、部屋も綺麗にするようになった。友人との交流も大切にしている」と、番組のおかげで成長したと回答をしていた。
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エピソード3「パーティー野郎の卒業式」コリー
36歳でトランプサポーターの警官コリー。家の地下室に友人を招くのが好きなのだが、その内容はというとまるで学生寮のパーティー...。二人の娘の父親としては、少々問題ある行動に見えた。服装も常にTシャツ、短パン、サンダルと、明らかにファブ5の助けが必要だった。
また、本エピソードで特に印象的だったのは、黒人であるカラモとの会話ではなかっただろうか。そんな二人も、「一生の友達」と呼び合い、今でも親しい関係を続けているそう。昨年2月にはデューク大学で行われたカラモの講演の中にも彼の話が登場し、コリーが地元のコミュニティ活動に力を入れていることを報告していた。
エピソード4「ゲイらしく生きるか生きないか」AJ
友人には同性愛者であることを公言しているAJ。真剣な交際相手がいるのにも関わらず、継母にはどのように告げてよいかどうかわからず悩んでいる青年だった。ファブ5のメイクオーバーのおかげで自信をつけたAJから継母への手紙には多くの人が涙しただろう。
そんな感動エピソードを見せてくれたAJだが、2018年6月に番組にも登場した恋人のアンドレとめでたくゴールインしていた。
The Fab 5 reunited with AJ + Andre, who revealed they"re now MARRIED!pic.twitter.com/R2XOUpY60v
— Queer Eye (@QueerEye) 2018年6月1日
エピソード5「新しいルール」ボビー
ジョナサンの不安なドライブで幕を開けた第5話の依頼人は、6人の子どものパパであり熱心なクリスチャンであるボビー。それに加え、2つの仕事を抱えており十分な睡眠時間を確保できないほど忙しい日々を送っている。12年前に結婚をした奥様との結婚式は伝統的なファーストダンスも写真もなく、希望していた教会で挙げることができず大失敗に終わったという過去があり、今回『クィア・アイ』に出演した目的は、披露宴をもう一度やり直すためだった。
彼のInstagramを見るところ、服装に関してはきちんとタンの教えを守っているようだ。穴が開いた服を着ている様子はまったくないので安心だろう。番組内でもそうだったが、とても50歳に近いパパとは思えない!
エピソード6「レミーのルネサンス」
2年前に亡くなった大好きだった祖母の家を受け継ぎ、内装もそのままの状態で親友と一緒に住み続けているレミー。70年代から手を入れていない家の中はまるで"タイムマシーン"のようだった。おまけに母親が子どもの時に使っていた部屋で寝ていれば...、家に恋人を連れてくることもできないだろう。そんな心配をしていた母親がこのエピソードの依頼人だ。
Instagramの写真を見るところ、もう"短パンとトレパン"だけで過ごすことはやめたようで、スーツやおしゃれなシャツできめている姿を何度も掲載している。仕事面でもうまくいっているようで、ドミニカ共和国、タイ、キューバへ仕事で訪れているそう。『クィア・アイ』によって、自分をケアすることがいかに大事かを学んだ良い例だろう。母親が望んでいたように"世界を征服するくらいの男"に着実に近づいているようだ。また、本シリーズへの出演をきっかけに『ブラックパンサー』のプレミアにも招待されていた。
エピソード7「フツーとの決別宣言」ジョー
第7話に登場した33歳のジョーは、スタンドアップコメディアンを目指す至って普通の男性。普通の男性であることが決して悪いわけではないが、彼が目指すのは個性を目立たせる必要のあるコメディアンなのだ。そのことから今回のテーマは「普通の男からの卒業」。コメディアンとしての収入はまだゼロということから、週末にあるコメディショーの前に大変身をしてもらおうという内容だった。
自分で54kgの減量をしただけあり、ファブ5によって自信がついたあとの変身っぷりには目を見張るものが。女性へのアプローチも嘘のように上達したジョーを興奮して見守るファブ5はシーズン1の中でも特に印象に残るものだった。
そんなジョーのTwitterとInstagramをのぞいてみると、今もコメディアンとしての活動を行っているよう。パンデミックが続いている中でのイベント開催は難しいため、著名人から自分あてのビデオメッセージがもらえる「Cameo」を活用しているそう。興味のある人は、ビデオレターをお願いしてみては?
エピソード8「放水で交流」ジェレミー
シーズン1最終話で変身することになったのは、消防署長の推薦人によって紹介されたジェイミーだ。アメリカではセクシーの代名詞といってもいい消防団たちに会えると知り、ファブ5も大盛り上がり。「服にかけるお金があっても、自分には使わない」と言い切り、自分のことを変えるのではなく彼の勤務先である消防署を改造して欲しいと望んだのだ。職場で過ごすことの多い仲間たちを思っての発言は、夫婦で5人兄弟である養子を育てているという優しい人柄のジェレミーならではだった。
そんな思いやりの塊のようなジェレミーだが、訓練部のチーフから消防署長へ昇格! それだけでなく、なんとロー・スクールに入り2018年冬にはあと1年で卒業だと報じられていた。
Chief Jeremy Holmes, CFO 2017, to lead the Covington Fire Department @CityofCovFire Congratulations, Chief! pic.twitter.com/HFLYeDv33y
— CPSE (@CtrPubSafExc) July 11, 2018
Netflixオリジナルシリーズ『クィア・アイ』シーズン1~5は独占配信中。
(文・編集部AKN)
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Netflixオリジナルシリーズ『クィア・アイ』シーズン1~5は独占配信中。