常夏のハワイを舞台に特別捜査チームFIVE-0の活躍を描く大ヒット犯罪捜査ドラマ『HAWAIIFIVE-0』。本国アメリカでは今年4月にシーズン10で幕を閉じたが、実はシーズン11へのクリフハンガーが2つ存在していたことが明らかとなった。米TV Lineが報じている。(※本記事はシーズン10の展開を示唆する内容がありますのでご注意ください)
シーズン10最終話から削除されたクリフハンガーのひとつは、ジュニア・レインズ(ビューラ・コアレ)が、どういうわけかシーズン9で手にかけた人物の元恋人の家族を経済的に支援していることを、タニ・レイ(メーガン・ラス)が知るシーン。そして、もうひとつは、アダム・ノシムリ(イアン・アンソニー・デイル)が招かれざる客、ヤクザの親分リョウと本部で挨拶を交わすシーンがカットされていたとのこと。シーズン10でアダムはヤクザを裏切るまで、しばらく彼らの指揮下にいた。
これらの削除シーンは、もしシーズン11へ更新されていたら、ジュニアが経済的な援助をしている家族との関係や、アダムとヤクザの確執が掘り下げられる予定だったことを意味していると言えるだろう。
今年7月、CBSの番組から解雇された『HAWAII FIVE-0』のクリエイター、ピーター・M・レンコフが、以前のインタビューでシーズン10には放送された結末とは異なるバージョンが存在し、シーズン7第1話で使用したシーンをシリーズのエンディングにしようと思っていたと明かしていた。
そのシーンでは、シーズン6最終話で怪我を負ったスティーヴ・マクギャレット(アレックス・オローリン)が、陸軍病院の礼拝堂で警官だったという男と言葉を交わし、スティーヴがFIVE-0を続けることに迷いがあることを明かす。すると男性が、「我々の仕事は世間の物差しでは測れない仕事だ」と話し、「君のおかげで人生が変わった人がいる。それが財産だ」と語りかけ、このシーンがシリーズのファイナルの結末に使われるはずだったという。
ファイナルとなる『HAWAIIFIVE-0』シーズン10はAXNにて放送中。(海外ドラマNAVI)
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Photo:『HAWAII FIVE-0』公式Instagramより