Netflixで一番映画を見ている国はインド!アジア・オセアニア地域で視聴された人気作とは

「ボリウッド」という言葉が浸透している通り、映画の生産国として知られるインドは、世界で最もNetflixで映画を見ている国でもあった。Netflixインドのコンテンツ部門代表によると、2020年においては国内加入者の80パーセントが毎週映画を見ているという。米Varietyが伝えた。

このニュースは、Netflixがアジア・オセアニアに向け公開した2020年の視聴データで明らかになったもの。同データによれば、オーストラリア、ニュージーランド、シンガポール、マレーシア、タイ、フィリピン、香港、台湾で最も人気のあるアクションタイトルは、クリス・ヘムズワース(『マイティ・ソー』シリーズ)主演の『タイラー・レイク-命の奪還-』で、続いてシャーリーズ・セロン(『スキャンダル』)主演の『オールド・ガード』が挙がっている。

リアリティ番組で最も視聴されたのは、南の島に集められた独身男女が賞金10万ドルを賭けて自制心を競う『ザ・ジレンマ:もうガマンできない?!』。

アニメでは、2020年の視聴数が2019年の2倍という結果に。日本で最も視聴されたのは『日本沈没2020』だったが、マレーシア、シンガポール、インドでは『ミュウツーの逆襲 EVOLUTION』が支持された。タイでは『ハウルの動く城』、フィリピンでは『天気の子』、香港とインドネシアでは『泣きたい私は猫をかぶる』、台湾では『鬼滅の刃』の人気が最も高かった。

韓国ドラマにおいてはアジア全体で視聴数が4倍も増加。韓国、オーストラリア、香港、タイで2020年に一番人気を集めたのは、『キングダム』のシーズン2。インド、マレーシア、フィリピン、シンガポールでは『ザキング:永遠の君主』、インドネシアでは『スタートアップ:夢の扉』、台湾では『サイコだけど大丈夫』、日本では『キム秘書はいったい、なぜ?』が選ばれた。

ドキュメンタリーの分野では、ガールズグループBlackpinkの『BLACKPINK〜ライトアップ・ザ・スカイ〜』がインドネシア、マレーシア、シンガポール、韓国、香港、タイでヒットし、K-popの人気の高さを証明。日本では年内で活動休止する国民的グループ嵐の『ARASHI"s Diary Voyage』、フィリピンでは『アメリカン・マーダー:一家殺害事件の実録』、オーストラリアでは『監視資本主義:デジタル社会がもたらす光と影』、インドでは『バッド・ビリオネア 堕ちたインドの富豪たち』がそれぞれリストのトップに挙げられた。

そして、ドラマシリーズでは、ミリー・ボビー・ブラウン(『ストレンジャー・シングス 未知の世界』)主演の『エノーラ・ホームズの事件簿』がオーストラリア、ニュージーランド、マレーシア、シンガポール、フィリピン、インドネシアで最も視聴された作品に。香港と台湾では『クイーンズ・ギャンビット』、インドでは自国製作の『グンジャン・サクセナ-夢にはばたいて-』が選ばれている。

その他、スペイン発のクライムドラマ『ペーパー・ハウス』、アメリカのドキュメンタリー・リミテッドシリーズ『タイガーキング:ブリーダーは虎より強者?!』、インドのリアリティ番組『今ドキ!インド婚活事情』などの人気が高いという。(海外ドラマNAVI)

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Netflixオリジナルシリーズ『今ドキ!インド婚活事情』、『ペーパー・ハウス』、『タイガーキング:ブリーダーは虎より強者?!』、『クイーンズ・ギャンビット』、Netflixオリジナル映画『エノーラ・ホームズの事件簿』、『タイラー・レイク-命の奪還-』、『オールド・ガード』、『グンジャン・サクセナ -夢にはばたいて-』は独占配信中。/『クイーンズ・ギャンビット』PHIL BRAY/NETFLIX