『プリーチャー』ドミニク・クーパー、マカロニ・ウェスタンのドラマシリーズに出演

『プリーチャー』や『エージェント・カーター』などへの出演で知られるドミニク・クーパーが、新たにマカロニ・ウェスタンのドラマシリーズで主演を務めると、米Deadlineが伝えている。

そのマカロニ・ウェスタンドラマとは、『That Dirty Black Bag(原題)』。同じく英国出身のダグラス・ブース(『そして誰もいなくなった』)がドミニクと共にメインキャラクターを務めるという。

カナダの製作会社Bron StudiosとイタリアのPalomarが手掛け、イタリアとスペインとモロッコで製作が進められている本作でクーパーが演じるのは、トラブルまみれの過去をもつ高潔な保安官アーサー・マッコイ。対しダグラスは悪名高き孤高の賞金稼ぎレッド・ビルを演じ、二人の8日間に渡る衝突を描き出すという。レッドは、犠牲者の首を斬り落とし、汚い黒い袋(Dirty Black Bag)に詰めることで有名という設定で、タイトルはここからきているようだ。

ドラマは古き良きクラシックなマカロニ・ウェスタンに敬意を払ってオマージュがささげられる一方、若い視聴者を意識して現代的にジャンルを再構築するという。賞金稼ぎ、強盗、血にまみれた戦い、孤独な魂、熱心な信仰心を描く『That Dirty Black Bag(原題)』の世界にはヒーローは存在せず、誰も無敵にはなれないし、強き者が弱者になるという。

その他のキャストには『テヘラン』のニヴ・スルタン、『LEFTOVERS/残された世界』のパターソン・ジョセフ、『ダウントン・アビー』のゾーイ・ボイル、『ゲーム・オブ・スローンズ』のエイダン・ギレン、『ワンダーウーマン』のユージーン・ブレイヴ・ロック、『ヴァイキング ~海の覇者たち~』のトラヴィス・フィメルなどが名を連ねている。

PalomarのCEOの一人であるニコラ・セラは「私たちが目指すのは、伝統的なマカロニ・ウェスタンを見直した、よりオペラ的で現代的で予測不能なもの。素晴らしい冒険や、感情の複雑さ、強い女性キャラクターなどです。私たちが今撮影中に感じている素晴らしい興奮をみなさまにお届けできることをとても楽しみにしています」とコメントを発表している。(海外ドラマNAVI)

Photo:

ドミニク・クーパー©JMVM/FAMOUS