マーベル最新ドラマ『ロキ』製作秘話! 歩くMCU百科事典ことトム・ヒドルストンが"ロキ講座"を開講!?

Disney+(ディズニープラス)で現在独占配信中のマーベル・スタジオドラマシリーズ第3弾『ロキ』制作にあたり、ロキを演じるトム・ヒドルストンが共演者らに対して"ロキ講座"を行っていたことがわかった。

数々の悪行を働く一方で、義兄ソーとの絆や家族愛を垣間見せるなど"憎めないヴィラン"として愛されているロキ。トムは『マイティ・ソー』(2011年)での初登場以来10年に渡り同役を演じてきたが、トム自身、ロキを理解するのに6~7年かかったという。

そんなロキが主人公の物語を描くにあたり、過去の作品やロキに敬意を払うためにも"トム自身の経験"が必要不可欠だとケイト・ヘロン監督(『セックス・エデュケーション』)は考えた。そこで、どう演じてきたのか? MCU作品の中でロキはどういう存在なのか? などをトム自ら製作陣にレクチャーする"ロキ講座"の機会が設けられた。

ヘロン監督は「一人のキャラクターを10年に渡って演じる役者と会えるのは珍しいこと。だからトムに共演者やスタッフたちにロキについてのレクチャーをお願いしたら、快く賛成してくれた。役者としてどう演じてきたのか、マーベル作品でロキが歩んできた道のりなどを、まるでプレゼンテーションしているかのようにたくさん話してくれたの。そうやってみんなと同じビジョンを持って製作することができた」と、"ロキ講座"の内容について明かしている。

そんな講座を通じ、トムの経験をスタッフみんなで共有した上で、ヘロン監督は誰も見たことがない新たなロキの物語を誕生させた。「(本作は)『エンドゲーム』で逃げ去った後のロキの姿を描いている。その後のロキを新しい方向に進めることはとてもエキサイティングだった。ロキが"自分のやった過去から脱することはできるのか?"という問いかけが、このドラマの中心となっている」と監督は語っており、これまでよりさらにロキの内面を掘り下げる物語となっているようだ。

現在配信中の『ロキ』は、ロキがアベンジャーズの手から逃げ去った後の物語。時空を超えて逃げ出したロキは、"時間の流れを守っている"組織TVA[時間変異取締局]に捕まり<自分が改変してしまった現実を元に直す>という任務を命じられる。本作でロキの新たな相棒となるTVAのエージェントのメビウス(オーウェン・ウィルソン『ワンダー 君は太陽』)をはじめ、ラヴォーナ・レンスレイヤー(ググ・ンバータ=ロー『ザ・モーニングショー』)、ハンターB-15(ウンミ・モサク『ラヴクラフトカントリー 恐怖の旅路』)たちと出会いながら、時間を超えた壮大な冒険へと渋々挑んでいく。世界の"時間"を股にかけた冒険で、今度はどんな"新たな裏切り"を仕掛けるのか? マーベルが贈る謎解きタイムトラベル・スリラーをお見逃しなく。

『ロキ』は、Disney+(ディズニープラス)にて独占配信中。最新エピソードは毎週水曜日16:00に配信。(海外ドラマNAVI)

Photo:

『ロキ』(C)2021 Marvel