米Paramount+(旧CBS All Access)の『スター・トレック:ディスカバリー』のフィリッパ・ジョージャウ役で人気を博しているミシェル・ヨーが、Netflixのファンタジー・アクションドラマ『ウィッチャー』のスピンオフとなる前日譚ドラマ『The Witcher: Blood Origin(原題)』に出演することがわかった。米TV Lineが報じている。
全6話となる『The Witcher: Blood Origin』は、『ウィッチャー』の1200年前となるエルフの世界を舞台に、時と共に失われた物語と、モンスターと男たち、そしてエルフの世界が融合して一つになった重要な"球体の結合"へ導く出来事が描かれる。
ミシェルは遊牧民の剣のエルフで最後のメンバーとなったScían役を演じ、その役柄は「彼女の芸術性には誰も刃(やいば)を持っても近づくことはできず、誰も彼らが心に抱いているほどの喪失を抱えていない。悪意によって堕ちた自身の部族に盗まれた聖剣を取り戻すチャンスが訪れたとき、彼女は大陸の結末を変えるような危険な冒険に身を投じる」と公式概要では紹介されている。
また、物語の中心となるキャラクターFjall(フェール)役で、『ゲーム・オブ・スローンズ』や『ヴァイキング ~海の覇者たち~』にゲスト出演していたローレンス・オフアラインがキャスティングされた。一方、エイル役で主演するはずだったジョディ・ターナー=スミス(『ザ・ラストシップ』)がスケジュールの都合を理由に降板。現時点で後任は決まっていない。
前日譚でショーランナーを務めるのは、本家でクリエイターを務めるローレン・シュミット・ヒスリックと、シーズン1の第4話「宴、命、葬」で脚本を手掛けたデクラン・デ・バラ。原作者のアンドレイ・サプコフスキがクリエイティブ・コンサルタントとして参加する予定だ。
これまでアクション女優として数多くの香港映画で活躍してきたミシェル・ヨー。彼女は映画『アバター』シリーズの第2~5弾にカリーナ・モーグ博士役で出演する予定で、待機中のプロジェクトが『アバター』と『The Witcher: Blood Origin』を含めて14本もあり、多忙を極めている。
なお、本家『ウィッチャー』のシーズン2はすべての撮影が終了し、今年Netflixで配信予定。(海外ドラマNAVI)
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ミシェル・ヨー ©JW