J・J・エイブラムス、SF×ヴァンパイアドラマを製作へ

大人気ドラマ『LOST』や『ウエストワールド』など数多くのヒットシリーズを生み出してきたJ・J・エイブラムスが、米HBOで新作ドラマ『Fledgling(原題)』を製作することが明らかとなった。米Varietyが報じている。

『Fledgling』は、2005年に出版されたオクティヴィア・E・バトラーによる同名小説のドラマ化。物語の主人公は遺伝子を組み換えされ、年齢は53歳だが少女にしか見えない記憶を失った少女。盗まれた前世について何ができるか発見することを余儀なくされた彼女は、同時に誰が自分と自分の大切な人を破滅させたがっていたのかを見つけ、さらに自分を救う方法をも学ばなければならなくなる―。

エイブラムスはHBOのコメディドラマ『インセキュア』でクリエイター・主演を兼任したイッサ・レイと共に製作総指揮を担う。HBO製作によるSFホラードラマ『ラヴクラフトカントリー 恐怖の旅路』で脚本・製作総指揮を務めたソーニャ・ウィントンとジョナサン・I・キッドがクリエイターに指名されている。その他、モントレル・マッケイ(『Massholes(原題)』)、ベン・スティーヴンソン(『キャッスルロック』)もプロデューサーに名を連ねているが、現時点で出演キャストは未定。

ワーナーメディアと2億5000万ドルという巨額でオーバーオール契約を結んだエイブラムスは、HBOとHBO Maxで新作が目白押しとなっている。7月上旬には、DCコミックスのドラマ化となる『Madam X(原題)』の製作が発表され、DCのスーパーヒーローチームを描く『Justice League Dark(原題)』、お金のために治験の実験台となった大学生を描く『Subject to Change(原題)』などが待機中だ。

(海外ドラマNAVI)

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J・J・エイブラムス ©Maurice Clements/Famous