大人気ドラマ『SEX AND THE CITY』やNetflixの恋愛コメディドラマ『エミリー、パリへ行く』など、次々にヒット作を放っているダーレン・スターが、新たなチャレンジや次の作品を生み出すプレッシャーなどについて語っている。
米The Hollywood Reporterのインタビューでダーレン・スターは、「『エミリー、パリへ行く』シーズン2で、今までにやったことがなかったことで何をしたかったですか?」と質問されて答えている。
「シリーズには非常に豊かなアンサンブルキャストが揃っている。エミリーの旅を伝える番組だという点を見失いたくはないが、他のキャラクターの何人かも掘り下げる方法を見つけようとしているんだ。本当に才能あふれるグループだし、その多くはアメリカの視聴者が今まで目にしたことがなかったフランス人俳優だ。それに、シーズン2にはフランス語のシーンがたくさんあるから、フランス語で演じる機会が増えている。私がシーズン1を製作したとき、アメリカの放送局(後にNetflixへ移行)のために作ったから、どれぐらいアメリカ人の視聴者がフランス語に適応できるか少しナーバスになっていたんだ。だから、エミリーが登場する全シーンではセリフは英語だった。シーズン2には彼女がいないシーンがいくつかあるから、フランス人のキャラクターがフランス語で話しているのを耳にするよ。キャストの演技は母国語だとさらに良い。それに、視聴者は字幕を読むことに慣れてきているから、以前に感じていた心配はないよ」
続けて、「あなたは30年にわたってヒットTV番組を製作していますが、ストーリーを伝えて時代の精神を捉える方法に関して、仕事はどのように変化しましたか?」と聞かれ、スターが次のように返答している。
「『ビバリーヒルズ高校/青春白書』や『メルローズ・プレイス』に始まり、常に私はかなりシリーズ物でストーリーを伝えてきた。『セックス・アンド・ザ・シティ』では連載コメディをやりたかったし、最初からシリーズになる要素があった。ある意味、私はキャリアの初めから配信サービス向けの番組を作っていたと言えるから、そういう点では大きな変化はない。それに、すべてのシットコムは最終的に昼メロになる。視聴者はキャラクターが気になり、彼らに何が起こるのか知りたがる。そして、キャラクターの現実に投資したら、何年にもわたって彼らの継続的な物語を語り始めなければならない。 それが私がやってきたことだが、今の違いは、場合によっては全シーズンを一気見できるというところだね」
そして、「番組を追加し続けるプレッシャーを感じますか? 今の時代、私たちは誰もが続編やフランチャイズを望む市場にいますから」との質問にも答えた。
「『SEX AND THE CITY』のリバイバルを製作しているから次の章はできないけど、そのストーリーを語り続けることができるというのは素晴らしいことだ。私はリバイバルに取り組んでいる才能あるすべての人々が大好きだし、視聴者も素晴らしいと思う。だが、私は自分の力量で何ができるかをわかっているから、今、その力量で可能なことに取り組んでいるんだ」
『SEX AND THE CITY』のリバイバル版となる『And Just Like That...』には、主人公キャリー役のサラ・ジェシカ・パーカーをはじめ数多くのオリジナルキャストがカムバックし、年内に米HBO Maxで配信予定。『エミリー、パリへ行く』シーズン2も今年リリースを予定している。(海外ドラマNAVI)
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『And Just Like That...』(@cynthiaenixon Instagramより)/Netflix『エミリー、パリへ行く』