打ち切りになった『オール・ライズ 判事ローラ・カーマイケル』、救済されてシーズン3へ更新!?

今年5月にシーズン2で打ち切りとなった米CBSによる新感覚の法廷ドラマ『オール・ライズ 判事ローラ・カーマイケル』が他局に救済され、シーズン3へ更新される可能性が出てきた。米Deadlineなどが報じている。

『オール・ライズ』はロサンゼルスに暮らす人々のため、すべてを捧げる判事と地方検事代理たちの混乱と希望、そして時に不条理な日常を切り取った、アメリカの裁判制度の内幕に迫る法廷ドラマ。タイトルの『オール・ライズ(原題:All Rise)』は、開廷の際に廷吏がかける号令「All Rise!(=起立!)」からきている。

キャンセルから3カ月ほど経った今、本作の救済に関心を示しているのは、米人気TV司会者オプラ・ウィンフリーが設立したTV局OWN - The Oprah Winfrey Networkだ。現在、シリーズの製作スタジオであるワーナー・ブラザースTV(以下WBTV)とOWNが交渉に入っているとのことが、キャストの契約期限が夏をもって切れるため、"話し合いは進んでいるが複雑"な状況だという。

もし、OWNとの契約が成立した場合、WBTVが主人公ローラ・カーマイケルを演じたシモーヌ・ミシック(『Marvel ルーク・ケイジ』)と出演交渉し、20話分のエピソードが注文できるとのこと。また、WBTVは地方検事代理マーク・キャラン役のウィルソン・ベセル(『Marvel デアデビル』)や、ロサンゼルス郡裁判所の公選弁護人エミリー・ロペス役のジェシカ・カマチョ(『THE FLASH/フラッシュ』)、廷吏ルーク・ワトキンス役のJ・アレックス・ブリンソン(『トラベラーズ』)といったレギュラーキャストらとも話し合いの場を持っているとのこと。

『オール・ライズ』が打ち切りになった大きな原因は、"攻撃的かつ人種的に無神経な言葉の使用"に関する調査後に解雇されたクリエイター兼ショーランナーのグレッグ・スポティスウッドに対する違法行為の申し立てだと見られている。

シーズン2ではデニトリア・ハリス=ローレンス(『シカゴ P.D.』)がスポティスウッドの任務を引き継いでおり、OWNでシーズン3へ更新された場合も、ローレンスが製作総指揮のレン・ゴールドスタインとマイケル・M・ロビンとともに同じ役割で続投する予定だ。

最近では、米NBCのSFミステリー・ヒューマンドラマ『MANIFEST/マニフェスト』がシーズン3でキャンセルされた後、一度はNetflixが救済を検討し見送りとなったものの、再びNetflixが考えを改めてシーズン4の更新へ向けて交渉が進んでいると報じられていた。

果たして、『オール・ライズ 判事ローラ・カーマイケル』も復活となるか続報に注目しておきたい。なお、日本ではシーズン1が9月8日(水)よりスーパー!ドラマTV #海外ドラマ☆エンタメにて放送開始。(海外ドラマNAVI)

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『オール・ライズ 判事ローラ・カーマイケル』© Warner Bros. Entertainment Inc.