2009年より6シーズンにわたって放送された犯罪ドラマ『ホワイトカラー』で主人公ニール・キャフリーを演じてブレイクしたマット・ボマーが、LGBTQドラマに出演することが明らかになった。米Varietyが報じている。
マットが出演するのは、トーマス・マロンの小説「Fellow Travelers(原題)」を映像化した作品。米Showtimeが製作し、マットは主演と製作総指揮を兼任する。ショーランナーを務めるのはロン・ナイスワーナー(『HOMELAND』)。
原作は、マッカーシズムとエイズの時代を舞台に描く政治サスペンスで、壮大なラブストーリーでもあるという。追放、戦争、抗議運動、疫病などを経て、世界と自分自身の中にある障害を克服していく全く異なる二人の男、ホーキンス・"ホーク"・フラー(マット)とティム・コバックスの絡み合った人生と危なげなロマンスを描いたもの。
マットとナイスワーナーに加え、マイケル・グランデージ(『ベストセラー 編集者パーキンズに捧ぐ』)が監督と製作総指揮も務める。ティムの配役は未定。
マットは現在、HBO MaxのDCシリーズ『ドゥーム・パトロール』に出演しており、最近ではUSA局の『The Sinner -隠された理由-:ジェイミー』や『アメリカン・ホラー・ストーリー』にも出演している。2014年のエミー賞では、『ノーマル・ハート』でテレビ映画の最優秀助演男優賞にノミネートされた。映画では、『マジック・マイク』シリーズ、『マグニフィセント・セブン』、『ナイス・ガイズ!』などで知られている。
一方ナイスワーナー、グランデージらは、2012年に出版されたベサン・ロバーツの同名小説を原作とし、ハリー・スタイルズ(『ダンケルク』)とエマ・コリン(『ザ・クラウン』)が出演する映画『My Policeman(原題)』でもパートナーを組んでいる。
ナイスワーナーは、同性愛者の権利を守る活動家として知られており、トム・ハンクス(『フォレスト・ガンプ』)とデンゼル・ワシントン(『イコライザー2』)が共演した映画 『フィラデルフィア』でアカデミー賞のオリジナル脚本賞にノミネートされた。また、映画『旅立ちの季節/プリンス・オブ・ペンシルバニア』や、『レイ・ドノヴァン ザ・フィクサー』などの脚本家としても知られている。(海外ドラマNAVI)
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マット・ボマー© SF/Famous